4.5
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.0
MIU404 第7話
最初から最後まで息つく暇なく怒涛の展開.気づくとエンディングになってるという脚本が凄い.
今話だけでもいくつものストーリーが縒り合わされていて、しかもそれぞれの登場人物に奥行きがある.それに加えて、全体を通して散りばめられた伏線も強い引きになっていて、とりわけさわやかに暗躍する菅田クンが不気味で強い.
これだけ欲張るととっちらかってしまいそうだが、小気味好いリズムで、それぞれがわかりやすく入ってくるところに本当に感心してる.
切り取る世相にも刺激される.トランクルームは、おじさんにとっては要らないものの置き場所だが、少女たちにとっては自分たちのもっとも大切なものをしまっておく心の支えになっている。
「なんでここにいるんだろう
いつまでこうしてるんだろう
いらないものを置いておく
この箱の中でただ存えて
意味があるんだろうか」
「つかここにいらないものなんておいてないよね」
「宝物、置いてあります」
このやりとりが印象的だった。