4.0
出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
MIU404 第5話
第5話ではいよいよ「お国」の問題に切り込んできたから
TwitterのTLでも反応が分かれていました。
でも、第1回から振り返ってみると
1話:あおり運転という不寛容
2話:労働者へのパワハラ
3話:学生への過度な連帯責任
4話:落伍者の更生不調
5話:留学生搾取
ぱっと見は現代社会の課題のように見えて
実は一貫して「弱者いじめ」を描いてきたんですよね。
古くから社会に横たわる根深い問題で
どんなに優秀な刑事でも解決できる問題じゃない。
だから視聴者にとってもカタルシスが得られにくい。
それでも一つひとつ、目の前の事件を
何とか解決しようと奮闘する二人を描くことで、
あきらめてはいけないよというメッセージを
野木さんは送ってるのかなと。
思えば、教室内のいじめだって、電車内の痴漢だって、
見て見ぬ振りをすることが解決を遠ざけてきたんですよね。
その際たるものが、
選挙の投票率の低さなんじゃないかと思ったりもします。
さて、5話で「お国」の課題にまでたどり着いたので
いよいよ明日6話から志摩の過去にスポットが当たりそう。
おそらく、志摩を追い込んでいるものもまた
「弱者いじめ」なのでしょう。
警察というタテ社会における「弱者いじめ」。
それを甘んじて受け入れているような志摩を
伊吹がどう救済していくのか。
あきらめてはいけないと共感しつつ応援したいと思います。