MIU404 第5話
5話も圧倒的な見応え!
今回のテーマは外国人労働者問題。
先週の「捕まらない政治家」と同様に実際日本で問題視されてるがいろんな大人の事情でニュースにならない話題を取り扱っている。
もちろんドラマなのでフィクション。
でもそのフィクションの中に何かサブミナル効果的に今の日本の闇を見せてくる。
映画「新聞記者」のような覚悟を感じずにはいられなかった。
日本で働く外国人は本当に多い。
コンビニや飲食店で外国人が働いてないお店を探すのが難しいくらい。
日本語って世界の言語でもトップクラスに難しいと言われます。
そんな難しい言語を寝る間も惜しんで勉強してマスターし、日本にやってきたらとんでもない悪条件で労働を強いられていることが事実であるなら本当に心が痛い。
今回も野木先生のセリフは鋭利なナイフのように観るものにぐさっとさしてくる。
『こんな小さな島国で実習生は世界4番目の数。都合のいいロボットが欲しいだけ』
『外国人はこの国に来るな!』
野木先生、よくぞ誰も取り上げないテーマで今週も傑作を誕生させてくれましたね!
今回一番好きだったセリフは
水森(渡辺大和)が伊達メガネだったことを前半笑いどころのセリフと見せかけといて
エンディング、志摩が
『罪を叫んだことで気づいてしまって、ずれた世界を伊達メガネでごまかして、ごまかしきれなくなったんだろうな、きっと』
こんな素敵なセリフの伏線だったとは!参りました!
ネットで知ったんですが
この放送日が東京オリンピックの開会式だったんだって?!
『外国人はこの国に来るな!』というセリフのパワーが時代を変えたのかもしれない!
(自分で言っときながらこの文章はよくわからん!笑)
そして5話は志摩と伊吹の息がさらに合ってきました!
1話を振り返ると
星野源さんも綾野剛さんも、普段演じないキャラだったからか100%モノにできてなかった感があったが2話、3話と回を重なることに志摩と伊吹という人間をインストールし、今回の5話でインストール完了したのでは?と思うほど。
冒頭のコンビニの店員になっての会話のやりとりなんてもっと見たかった。
5話のゲストも渡辺大和さんや小日向文世さんと実に素晴らしい。
渡辺大和さんって本当に日本ドラマ界になくてはならない役者になりましたよね。
ミュージシャン兼役者の方って結構いますが、間違いなく3本の指に入る1人。
今回渡辺さんじゃなかったらここまで濃厚な5話にはなってなかったと思う。
志摩の過去も来週あたりから描かれそうだし
6話以降も非常に楽しみです!!