5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
捨ててよ、安達さん。 第8話
第8話。
捨ててよプレゼンに現れたのは、靴(早織)。
ちょっといつも登場するモノたちとは違う雰囲気。
暗く、自信なさげで卑屈な言葉を吐き続ける。
これまでちょっとコミカルな感じだったがなんか鬼気迫る感じ。
安達さんが若い頃、年上の男性と交際していたときに
履いていたというハイブランドのハイヒールでした。
背の小ささや子供っぽさをごまかすために背伸びして
買ったハイヒール。サイズや足にも合わないため、
痛みを我慢して履いていた。
安達さんの脚を傷だらけにしてしまって申し訳ないと謝る
元カレのために買ったハイヒール。
私のこと思い出すの嫌ですよね。
辛かったんですよね、私のこと履いてるの。
幸せにするどころかこんなに傷つけて…
ハイヒールサイドはそんな風に思っていたのか。
恋が終わってしまったのはタイミングなど
もろもろが合わなかっただけ。
ムリして自分をよく見せようと頑張って買った服や靴。
その恋が終わってしまったときに見るとやるせなくなる。
だから、目が届かないところに置く。そしてそのままになる。
それからずっと箱に入れっぱなしにされたハイヒール。
卑屈になってしまうかも。
ハイヒールと若かった自分ごと抱きしめられるほど
大人になった安達さん。
夜のデートが多くて、太陽の下を歩いてみたかったという
ハイヒールの願いを叶えるくだりはよかった。
辛かった恋と未熟だった自分と無理して履いていたハイヒール。
これらと向き合うのは本当にツラいですからね。