長女「行動してみるもんね」

次女（音）「『やって後悔するより、やってしまえ！』よ」

末女「『やらんで後悔するより、やって後悔するほうがまし』だと思うけど」

#エール 19話「君はるか」より

三姉妹の性格がよく表れている。

国際的な賞を受賞した主人公・裕一に、
ヒロイン・音（おと）がダメ元で手紙を出す。
それに返事が来た時のシーン。

大喜びした音が姉妹をまきこんで
はしゃいだ際に交わされた。

長女は慎重派で、返事は来ないと思っていた。
おそらく慎重で、腰は重い性格だろう。

次女の音は、言ってることが支離滅裂で意味が通らない。
それゆえ考えより行動が先走る熱い（時に熱苦しい）性格が表れている。

文学好きの妹は、冷静に事態を見ていて言葉に理がある。

ドラマを面白くするのは、どうしても
『やって後悔するより、やってしまえ！』
のタイプだ。

でも、現実の人生においては
「やってみるものだなぁ」とただ感心してみたり
冷静に事態を傍観するに留まる人がほとんどだと思う。

あらかじめ筋の見えないリアル人生では、
音のように振る舞える人はそう多くはない。

そんな自分の檻を打ち砕くのに、
意味そのものがとおらない
『やって後悔するより、やってしまえ！』
は、なかなか含蓄のあるセリフだと思った。