人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、
ほんの少し簡単にできること．
それがおまえの得意なものだ．

それが見つかれば、しがみつけ！
必ず道はひらく．

＊『エール』第5回・はじめてのエールより

子供時代の主人公・裕一に向かって
恩師・藤堂清晴が語りかけた言葉．

のちに著名な作曲家となる裕一の音楽人生は
このひと言から始まる．

吃音にコンプレックスをもち、運動も勉強も
苦手な裕一にとっては、まさにはじめての“エール”．

自分の得意なこと、好きなことって何だろう？
と感じている人は多いと思う．
藤堂先生のこの言葉は、この悩みの答えになってるんじゃないか．

人よりもほんの少し楽しく簡単にできること．

きっかけはその、ほんのわずかな差にすぎない．
それを見つけたら、あとは必死でしがみつく．

才能があっても、いきなり完成品を生み出せるわけではない．
才能はほんのわずかな差に過ぎず、あとは
どれだけ努力して、磨き込むか．要は行動だ．

行動が鍵であることに気づかず、才能のタネを
見逃してしまうことは多そう．

この点でも、藤堂先生の言葉は何かを
目指す人にとって、大きなヒントになるんじゃないかな．