連続ドラマなんだけど、オムニバスみたいな、テーマの違う話で毎回色が違っておもしろかった。
一番のお気に入りは、まきの結婚から別れまでの話の回。家庭に入って支える事に幸せを感じたまきと、小さな世界におさまっていくまきに違和感を覚える巻。
そうそう。男女の別れって、べつに相手が憎くなってとか、不倫だの借金だのわかりやすい理由だけじゃないよね！ゆっくりすれ違っていくふたりを丁寧に描く1話。唐揚げにレモンとか、本を鍋敷にするとか、映画中うるさいとか、ほんとどーでもよくて、でも譲れなくて、でもそこにこだわる自分も嫌で…。
男女の恋の行方にドキドキするタイプのドラマではないけど、全編通して恋愛を通しての人のダメなとこを映し出される感じが、あーーそうそう、人間のそこがいとおしい！ってなる。
登場人物いわゆる社会不適合者なんだけど(まともにバリバリ働く社会人ごいない！)、互いに肯定し合って最強となる。すごくやさしいドラマでした。