ん〜やっぱりこのドラマいいな!!
設定もそんなに特別でもないし、もしかしたらよくある感じの話なのかもしれないけど
演出と、キャストの演技ですごく引き込まれる作品になっている。
今回のあらすじは
壱晴(藤ヶ谷太輔)は拭い去れない過去のことについて桜子(奈緒)に話し始める。
高校2年生の秋、松江で大島真織(中井友望)と出会った壱晴。働かない父に代わり、アルバイトをして家計を支えていた真織は、家から出たいという目標を持っていた。働きながら日々勉強に励む真織と比べ、幸せな環境で当たり前のように育った壱晴は自身の未熟さを痛感し、真織との距離を縮めたいと思い始める。
最初は突き放すような態度をとっていた真織だったが、次第に惹かれ合い、距離を縮めていく二人。
といった、回想を語っていくのだけど
シンプルに藤ヶ谷くん演じる壱晴と中井友望演じる真織の二人が会話しているシーンが続く
相変わらず音楽少なめで二人の会話だけなんだけど
このシーンがすごくいい!!!
簡単に言ってしまうとカップルの馴れ初めだけのシーンがずっと続くのだけどこの二人の演技力で特別なものに見えてくる!!
めっちゃイケメンアイドルの藤ヶ谷くんが朴訥とした少し大人しめの男の子を自然に演じているのがまずすごいんだけど
お相手の中井友望さんの演技もまたいい!!!
この島根の方言が正しいかどうかはわからないけど
方言+高校生=青春
の方程式通り、青春を感じさせてくれるいい感じの女の子
この二人の会話劇はいつまでも見てられるね。
もちろん演技のうまさもさることながら
セリフとセリフのあいだにしっかり間をとって行間を作り出してる演出が世界観を作り出してる。
「デートしているところをおかんに見つかる」
と言う田舎の高校生あるあるも(笑)
実際あったらめっちゃコメディチックなシーンになりそうやけど
「やめすこ」の世界観では美しい青春の一ページになります。
その後真織のお父さんともばったり会うのだけど
この真織の家庭環境、キャラ
めっちゃ桜子にそっくり!!
昔の彼女とオーバーラップして桜子に親近感持ったってことか!!
「付き合ってはいません、今はまだ。でも、お付き合いするつもりでいます」
いや、その名ゼリフ使うの2回目やったの!?
これは回想シーンなんだけど
これは全部、桜子に過去の声が出なくなった理由を告白しているシーンなんだよね。
女性の気持ちとしてはこれ聞かされたらたまらんやろな!!!
昔の彼女との馴れ初め聞かされるだけでもたまらんのに
まさか自分が心うごされたセリフが他の女にも使われていた時の衝撃よ!!
落語家が地方で
「今日〇〇公民館で落語をすることが小さい頃からの夢でした!!」
って言うのを違うところでも聞いたときくらいの衝撃!!
いや衝撃度合いは全然違うか・・・。
結局、真織さんは事故で亡くなってしまう・・。
よく、奥さんと離婚した男性には嫁いでもいいけど
奥さんと死別した男性のところへは嫁がないほうがいい
と言われる。
亡くなってしまうとその思い出というのは心の中に刻み込まれてしまう上に美化されて悪かったところが消されてしまっていつまでも亡くなった奥さんを忘れられないからだそうだ・・。
この壱晴くんを象徴するような話だけど
これを真正直に聞かされた桜子はどんな気持ちなんやろな?
と思ってた時の桜子さんのラストシーンの
顔!!!!!!
名人芸です!!!!!
この微妙な心境を全て表すこの表情!!!!!
聞かせてっていうたの私やけど、そこまで事細かに話されたらどう聞いてええのかわからんし、嫉妬して拗ねるのも違うし、泣くのも違うし
と言ったいろんな感情を顔だけで表してしまう奈緒さんの顔があまりにも良すぎました。
その後の、次回予告で
「そうやんな〜」
という共感もあり、ますます次回が楽しみだ!!
「そんな細かいところ曲がったら危ないよ」
「ブレーキ直したほうがいいよ」
こんな小さい布石を置いて回収するぐらいやから
今まで置いてきた大きな伏線たちをどう回収してくれるのかも楽しみにしている!!