【1〜2話】
なんか思ってたのと違う。笑
『あなたのことはそれほど』の件もあったので、わりとシリアスな感じのドラマかと思いきや、意外とゆるく観ることができる大人のゆるふわ青春ドラマな感じがした。
ただ、所々なかなか痛々しい。
ふとした出会いから、逃避行としての趣味でバイオリンを始めることになった小暮也映子(波瑠)、やってみたいで始める北河幸恵(松下由樹)、1話で思わぬ関係が明らかになる加瀬理人(中川大志)。
まるで学生のような恋を茶化すことがきっかけに起こる衝突があったり、歳の差関係なしに踏み込みあっていく感じがおもしろい。
みんなどこか大人でどこか子供っぽい感じ。
でもそこにたまにハッとさせられるシーンがある。
展開もスピーディーで飽きずに観ていられるし、それぞれのキャラ造形も少しずつクセがあってよいです。
主人公が無職になる設定や自分の今までの20数年間は何だったんだと迷走してる感じは『凪のお暇』と近くて、バイオリンを通して変わっていく(成長していく)であろうそれぞれに期待感が高まる。
大きくなるにつれて、新しくやることに何かと意味を求めがちになるけど、とりあえずやってみたいと思ったことをやってみるスタンスが人生を好転させる可能性を秘めているような感じが本作にはありそうで、そこにも注目して観ていきたい。
自分もそんな感じで映画とドラマが趣味になったけど、今ではそれが人生をより好転させるきっかけになっています。
【3話】
何とか形にはなってたけど、絶妙にヘタクソなG線上のアリア。
まるで2人を表してるような…少しずつ前進してる感じがよい。
幸恵さんが間に合ったとかじゃなく病院でエアーバイオリンでシンクロしてるようなシーンよかったなー。
居心地のいい場所を一つ、でも持っていなさい。
誰かに言われた気がする。
そういう場所が一つあるだけで、人生はとても楽になる。
波瑠がその居場所を絶対になくさないように泣いて縋るシーンにはグッときた。
大人になって縋るほどの居場所を見つけられるのは素敵!
それもたまたま新しい何かに挑戦しないとできなかったこと。
侑人(鈴木伸之)が相変わらずのクズっぷりをより見せてきた。
火10というかいくえみ枠の鈴木伸之はクズの役ばっかり。笑
そして何あの最後のキュン的展開!
何を隠すでもなく本音をボロボロに泣き崩れながら吐露しまくる也映子(波瑠)を見て、なんか今日は可愛いと言える理人(中川大志)はモテ要素しかないと思うんですが!
酔ってるときしか発動できないんですかね、こういうのは!
弱みを見せられる也映子とそれを受け止める理人。お似合い!
大人っぽくも子供っぽくもある恋愛模様が中心にはあるが、これからはもっと生活や仕事に根ざした成長の展開も待ってるのかな。
とにかく来週はより色々な動きがありそうでさらに楽しみ!
キャストとしては、特に波瑠と中川大志のキャラマッチが最高。
波瑠は拗らせポジティブ、中川大志はイケメンなのに何か挙動不審な感じ。
中川大志に至っては細かい所作までしっかり演技されている印象で、完全に作り込まれてる感じする。
桜井ユキ今回こそ絶対的ヒロインな当たり役かと思いきや…どうなるか!
いくえみ綾原作は題材といい、展開のスピーディーさといい、本当にドラマに向いてますね。
そしてG線上のアリアやっぱりいい曲ですね。
めっちゃ好きです!
最近クラシックブーム来てる。