4.5
出演者 5.0
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
この世界の片隅に
キャスティングや各話のエピソード、ラストへの伏線など、どれをとっても暖かみに満ちた作品に仕上がっていました。
戦時中の日常生活を描きながら戦争の悲惨さや哀しさを浮き彫りにするようなドラマ作品で、残酷さを強調するようなことをせずに、どこにでもあるような些細なおかしみを中心に描いていたところに好感が持てました。
軍港のある広島県の呉に嫁いだ主人公・すず(松本穂香)は、否応なしに戦争に巻き込まれていくことになるのですが、あくまでも家族や人間ドラマとして描いている部分は新しい戦争ドラマだと思います。
戦時中の貧しく色の無い世界の中で輝くような存在のリン(二階堂ふみ)や、近所の人...