色々、視聴率の事で叩かれて、主役の彼が可哀そうだったけど、内容としては、凄く大満足な傑作ドラマだった👏
新たな、キムタク のカッコ良さを見せた今作。
今作で 山田杏奈、満島ひかり の演技にかなり魅了された。
是非、続編を希望したい。
予告は不穏なシーンもありましたが、みんなが前向きなとってもいい最終回でした!特に印象深かったのは写真をアルバムにしまうシーンと、インターハイ予選で大場親子が並んで座っていたところ。桐沢のお返事からの流れもそうでしたけど、セリフで全部を説明せず映像で語っているところにものすごく好感が持てました。
折原先生のチャーミングさも回を追うごとに増していって、それが毎回の楽しみでもありました。ご時世的に過去のドラマのような爆発力はなくとも、今後木村さん主演の「隠れた名作」として残ってほしい作品です。
今回特に桐沢と周辺人物との1対1のシーンが多いなと思いました。桃介、校長、甲斐、葵、圭太といろんな人とのふたりだけの対話がよかったです。桐沢自体は比較的感情が爆発しないニュートラルなタイプなので、それぞれのキャラクターがよく引き立つんですよね。
どん底に落ちて生きることに希望を見出せなかった桐沢にも新たな道筋が。予告が不穏でしたが最後まで楽しみです。
桃介にスポットが当たった回でした。彼の性格や言動は持って生まれたものもあるでしょうが、やはり家庭環境が大きいんでしょうね。桐沢がぼそっと語ったいろんな人間がいるというくだり、とてもよかったです。
それにしても、理由があっても手をあげてしまった彼を戻す・戻さないの選択に「戻れない」という展開を与えてしまうとは。残り2話が楽しみです。澤くん、ボクシング部に入らないかな。
友部演じる佐久本宝さん、いい表情しますね。自己評価低めでちょっと卑屈になりがちだけど、努力することは誰よりもいとわない性格が顔だけでもよく出ていると思います。
それに、甲斐が言う通り桐沢が変わっていくのも手に取るようにわかる。今回ラストの配達後に出た笑顔で、またひとつ前に進んだ気がしましたね。来週は大きな波乱がありそうですが、これまでの流れからしてさわやかなドラマになってくれそうな気がします。
挫折した中年主人公と高校生の部活スポ根ものではありますが、現代らしく情や熱だけに走りすぎないところがとてもいいですね。授業の格差も見ていてしっかり伝わってきました(笑)。
村上虹郎くん演じる新キャラクターも加わって、後半もますます面白くなりそう。写真と回想だけでこういう出演は珍しいなと思っていた波瑠さんも予想外の形で登場、次回も楽しみです。
髙橋海人さんは日曜劇場ぶりなのですが、その時と比べるとかなり演技面で成長したように感じました。日曜劇場と比べると比較的現代の等身大高校生といったキャラクターなので、演じやすさがあったりご本人に合っていたりするのかもしれませんね。
すべてが理想通りにはいかなかったけど、とにかくすべてが終わってスッキリする。とても現実的、かつサッパリした流れでとてもよかったです。
何かあったときにはこれがある、という武器を持たせることで抑止力になるというのはとても納得ができました。それでも不幸自慢勝負という形で、まさかあんなにボディブローが入れられるとは思っていませんでしたが(笑)。
生徒たちや部活、学校のことを通して桐沢の再生物語になっていく図式がだんだんわかりやすくなってきましたね。暗すぎない作りになっていて見やすさを感じます。
ボクシング部の生徒たちも個性豊かですが、教師陣もなかなかですね。八嶋智人さんのわかりやすく嫌なヤツって最近あまり見ていなかった気がするので、今後の絡みが楽しみです。
ボクシングに力を入れていた男が教員免許を持っている、ご都合主義っぽく見えながらこれもなかなかリアルな感じがあります。実際教職を目指してなくても免許だけ取る人もいますしね。
1話からしっかり心をつかむ導入になっていましたね。みんな知っているようでそれほど詳しくないボクシングを題材にしているだけあって、元ボクサー、ボクシングを知らない教師、そして10代の若者という3つの視点が主にあるところがいいと思いました。木村さんファンだけじゃなくて世代や性別を超えて楽しめそうです。
また主人公が抱えているものを言葉ではなく、映像で見せてくれたのも気に入っています。次回にも期待します!