菅田将暉の組んだマクベスというコント芸人が、解散と、それを心の、支えに、している有村架純。その妹を含めての、人生群像劇。実際の、コントと、人生をの、泣き笑いが、うまく融合された作品。楽しんで見られた。
若干こじんまりはしてたけど、ここまで視聴率悪いって、どういうこと!?と思ってました。
ボクはスゴク面白かったし、ハマッてたんだけどなー。
コントと友情と10年間と青春と家族と恋愛と結婚と…。沢山の要素を、淡々と、ほっこりさせながら進めていく心温まるお話。
そして素晴らしきは、春斗と里穂子の関係性が最後まで変わらなかった所、みんな、おそらく、視聴者の9割はこの二人が付き合うんだろうと思っていたよね!?でも違った。
同棲して結婚に向けて…と思っていた瞬太とつむぎ、彼らも予想とは相反して、外国へ放浪の旅をして離れ離れに、
さらに、この二人の結婚式で終わるんじゃないか!?の勢いだった潤平...
第10話
とうとう終わってしまいました。。
春斗(菅田将暉)と瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)の
それぞれの10年が肯定された形での幕締め。
3人の今後(瞬太だけ謎ですが…)も決まり、
里穂子(有村架純)とつむぎ(古川琴音)の中浜姉妹も
新たな場所でスタートを切り、とてもすっきり晴れ晴れした気持ちで
見終えることができました。
素晴らしいの一言です。
ラーメン屋で始まったマクベスが
ラーメン屋で解散。
ラーメンを食べ終わったあとにコントを本気でやりたいなど
今まで大事なことを言ってきた春斗。
マクベスとして最後のラーメンを食べ終わったあとに
何か重大発言があるのかと、...
第9話
冒頭のマクベスコント「結婚の挨拶」。
チャラい若者役の瞬太(神木隆之介)と、頑固オヤジ役の潤平(仲野太賀)がコタツを囲む。若者がオヤジに娘さんをくださいと結婚の挨拶に
来ている状況を春斗(菅田将暉)が実況する。
「高岩ジャストフィット春斗」という名札をつけて、プロレス実況風に
ふたりの状況を解説。プロレスファンとしてはたまらない演出でした。
潤平が結婚の挨拶に行ってる間、春斗と瞬太は高校の恩師・真壁先生(鈴木浩介)からのお誘いでバーベキューへ。
瞬太と春斗が呼ばれて行くと、バーベキュー施設かと思うほど広々した庭にでの豪華バーベキュー。真壁先生の家、めちゃくちゃお金持ちな...
2話から登場しつつ、あまりしっかりと描かれてこなかった楠木さんにフォーカスした8話。「俺はさほら、忙しいから」と言ってマクベスメンバーと距離を置いているように見えていた楠木さんが、マクベスと出会い、初めてやりがいを見いだしたこと、青春みたいに楽しく、第4のマクベスになったつもりで頑張っていたことが明らかに。
いつもメンバーからいじられ、春斗には相談もなく解散を決められる始末。どこかクールに見えていた楠木さんがどれだけマクベスのために奔走し「忙しいから」の裏でがんばってくれていたかがわかるからこそ、ぐっとくるものがありました。
今度の順番を提案して距離を置かれた日。同じように今度の順番...
第8話
マクベス解散まであと少し。
マクベスの3人、中浜姉妹の「社会」に出ていく準備が整い始めました。
春斗(菅田将暉)だけがまだ宙ぶらりん。「マクベス」後の道筋が
まだ見えていない状態。心配です。
4人目のマクベス、楠木マネジャー(中村倫也)のマクベスとの
出会いから彼らとの関係性が綴られました。
もともとは歌手志望で事務所を訪れ、マネジャーとして就職した
楠木さん。
なかなか売れないマクベスを猛烈に売り込んだり、
朝まで稽古につきあったり、構成案を考えたりしていた
濃密な時間も描かれました。
結果が思うように出ず、マクベスと溝が出来て距離を取る
ようになった楠さんが切な...
第7話
第6話で深酒した里穂子(有村架純)が春斗に謝罪にマクベス宅へ訪問。
里穂子は謝罪の品として笹かまぼこを持参しました。
これはどんな意味が込められていたのか。。。
うーーんと考えているうちに、マクベスの最後の地方営業に
片道4時間半かけて向かった里穂子。
このとき持参したお土産が瓦せんべい。
最後まで「かわら」ず応援し続ける意味が込められていると里穂子。
にしても、渋いチョイス!
お笑いファンの里穂子だけに「笹かま」にも何か意味があるはず。。
今回、地方営業終わりに瞬太(神木隆之介)の愛車を中古車販売店に売却。
洗車しながら、マクベスの思い出を語り合う場面はジー...
これ、視聴率低すぎるんですけど…やっぱりマニア向けなのかな(残念)…。
今回はまさに神回とも言える、心にブスブスとぶっささった回でした。
中華料理屋でのやり取り、一番里穂子!二番里穂子…から始まりーの。
10年前の奈津美を砂浜に呼び出し友人たちの協力のもと告白する潤平。「723」のナンバープレートの写真。からの「どう喜んでいいかわかりませんが…」のくだり。
さらには、芳根京子嬢の逆サプライズ、しかもウエットスーツ!?(なんでウエットスーツ持ってるのか?それとも苦労して手に入れたのかはツッコまないとして…)
鳥肌級の感動ですよ。まさかの金の斧・銀の斧の伏線、且つ、先週の噴水から...
今回は、マクベスがまさかの本当に解散という。。
周りの状況が変わってきて、一時は解散がナシなるかと思えたのに、急転直下、解散決定。きっかけが春斗と潤平の喧嘩というのも切ない。ことあるごとにぶつかってきた2人だけど、その都度わかりあって、笑いながら、泣きながらやり直してきてたからこそ。
潤平がながされやすいというのもせつないし、真壁先生に解散した方がいいと言われたことも大きい。マクベスの由来にもなってる人だから。
それでも春斗の言う通り、決めるのは自分たち。だけど潤平は、客にバカにされたことで自信を喪失。春斗は春斗で、同級生に仕事の依頼をされたことを、同情と受け取って激怒。
同情じゃな...
第5話
「つづけるのもやめるのも地獄」
特に長く続けてきてしまったことであればあるほどやめづらくなるもの。
過渡期に差し掛かっていた先輩芸人たちがその状況に陥っている姿を
見てマクベスの3人が思っていたことが自分たちに降りかかってきました。
好きな事でもつらかったり、努力が報われなかったりすると
辞めてしまいたい!と思うもの。
でも、いざ辞めるとなると今までそのことに費やしてきた時間、
労力が無駄になってしまう。
そして、辞めることによって
してきたことが失敗だったと認めることになる。
マクベスの解散を決めたあと、里穂子(有村架純)に春斗(菅田将暉)がたずねたました。
「...
第4話
コント「捨て猫」
名作ミュージカル「キャッツ」のような舞台設定でのコント。
月がバックに輝くゴミ捨て場で捨て猫たち(春斗と瞬太)が
お互いの境遇について話し合っている。
このコントだけは春斗(菅田将暉)作ではなく、瞬太(神木隆之介)作。
今まであまり語られなかった瞬太と母親(西田尚美)との関係が明らかに。
早くに父を亡くし、母ひとり子ひとりで生活してきたふたり。
瞬太のやることなすことすべてを否定してきた母。
母親からミートソースに粉チーズをかけることさえ、禁止されていた。
そんな母を許せなかった瞬太。
しかし、母の死に際で許し、自らも反抗したことに謝るシーンは...
今回のコントが「奇跡の水」。いきなり宗教絡みのコントでなかなかヘビーな展開を予想していたら、案の定。今回の話は、優秀なお兄ちゃん、お姉ちゃん。昔から真面目で優秀で、間違いなく幸せになるだろうと思われていた人の挫折は、見ていて心の痛いものでした。
今度にあるように、春斗は大好きなお兄さんが宗教にのめりこみ、家族も友達も失い、引きこもってしまった。その衝撃や悲しみは計り知れないと思います。他人なら縁を切って終わり。でも家族はずっと向き合わなくてはいけないし、マクベスの解散に責任を感じている兄も切ない。
マクベスをいちばん応援してくれているのが兄というのも胸熱です。再婚したら、また結婚式で...
第3話
今回はヤバイ姉とヤバイ兄の話。
つむぎ(古川琴音)の姉・里穂子(有村架純)の一流企業退社と失恋の辛すぎる理由が明らかに。
そして、春斗(菅田将暉)の兄・俊春(毎熊克哉)が証券会社勤務のエリートで結婚、子どもにも恵まれて一軒家も建てて順風満帆。そこからマルチ商法にハマり、自宅で引きこもりになっていることも判明。
どちらも真面目で優秀だったふたりが「こんなはずじゃなかった」
状況に陥ってしまった経緯が悲し過ぎました。
そのヤバイ姉とヤバイ兄を見捨てず想い続ける妹と弟。
その妹と弟を優しく見守る友人たち。
中浜家でたこ焼きパーティーを開催。
憧れのマクベス三人が自宅に来...
1話でいきなり解散話が出た、衝撃のラスト。今回は潤平と瞬太の内面に迫る回でした。「屋上」というコントに登場する、遺書や自殺未遂が、そのまま瞬太に重なる一人語りは印象的でした。「コントが始まる」は登場人物の語りがとても印象的で、絶妙な作品です。
実は春斗に声をかける前に、瞬太含め2人に声をかけていた潤平。今度の目的が好きな人を振り向かせることだったというのも、青くてとても眩しいです。
そして、プロゲーマーに限界を感じて辞めた瞬太は、本当は若手に負けたわけじゃないこと。1人で勝っても孤独を感じる中、負け続けても2人でもがいている春斗と潤平にあこがれていたこと。
勝ち組のように見えて、実...
第2話
「マクベス」のマネジャー楠木を中村倫也さんが演じてました。
春斗(菅田将暉)と楠木のトーク。ものすごくリアルでしたね。
解散について春斗が楠木に事後報告。
親と約束しているからと春斗が言ったときに
ずしんと響いたのが「親のせいにするな」という楠木の言葉。
おお、いいマネジャーじゃないかと。
4人5脚で本当に頑張ってきたんだなと。
今回の冒頭のコントが効いてましたね。
「屋上」は屋上から飛び降りようとする男(瞬太)を
止めようとする夫婦(春斗と潤平)のやりとり。
27歳までしか生きないとゲーマー時代にインタビューで
言っていた瞬太(神木隆之介)。それは父親が亡くな...
金子茂樹氏のオリジナル脚本とのこと。
彼は、今までかなり多くのストーリーもの+アイドルドラマをやってきたけど、Best級の作品は少なかった印象。
がしかし、前回手がけた連ドラ、生田斗真・安田顕・小池栄子・清原果耶…『俺の話は長い』ではムチャムチャ会話劇が面白かったし、2019秋ドラのベスト2入りさせているくらい好きだったので、今回も結構な期待値で見始めました。
初回はなかなかナイス!夢追う仲良し三人組の解散からはじまる物語に加え、今、かなり熱い姉妹の織りなす青春群像劇ってこと、
とっても楽しく見られましたし、男3人の共同生活と、その3人を気になって隣に越してきちゃうような有村架純、
...
メインキャストの豪華さに、最初から期待しか無かった作品。青春群像劇のような話を聞いていましたがまさにその通りでした。今度から始まるのも面白く、マクベスがいつの間にか心の支えになっていた里穂子の気持ちは、推しがいる人には刺さるのでは。
そして、春斗と里穂子が実は1年半前に出会っていた(里穂子は泥酔していたため覚えてない)というのも面白かったです。最初にレストランに入った時の会話の伏線もきっちり回収されていて見事。
そして何より、菅田くん、神木くん、大賀くんそれぞれの演技が素晴らしい。少しクールな春斗、柔らかい空気をまとった瞬太、感情表現豊かな潤平。それぞれの個性が光っていました。
い...
第1話
春斗(菅田将暉)、瞬太(神木隆之介)、潤平(仲野太賀)のお笑いコントトリオ『マクベス』。
そして、マクベスを見守るのがファミレスのウエイトレス・里穂子(有村架純)。その妹・つむぎ(古川琴音)。
脚本が「俺の話は長い」で向田邦子賞に輝いた金子茂樹さん。
布陣が強い、強すぎる!!期待しかない!!
なにが始まるんだ!とワクワクしっぱなしでした。
コント「水のトラブル」から始まるドラマ。
ラーメン屋の店主(潤平)から呼ばれた修理屋(春斗)。店員(瞬太)が触るとすべての水がメロンソーダになってしまうというコント。
このメロンソーダが、1年半前の春斗と里穂子との初めての出会い...