イケてるおじさん×かわいいキャラクター好きと言う
ギャップ萌えの主人公:小路を演じるのは、
これまで数々の作品で
名バイプレーヤーぶりを見せつけてきた
眞島秀和さんです。
わたくしはこれまで眞島さんの作品を見てきたイメージで
冷静沈着なキャラ、もしくはどこか狂気性を孕んだ変態
(すんません、これは明らかに昼ドラの影響です💦)
…のようなイメージを持っていたのですが、
この作品ではその片鱗すらなく
ただただ物腰の柔らかい理想の上司、
そして、自分の推しキャラ:パグ太郎を
ひたすら慈しむ人物として登場しています。
推しがいるから心が潤うのを知ってるからこそ、
部下の推し活動にも寛大で
うちわとか職場に飾ってあっても、苦言を呈したりもせず
ニコニコ見守ってるだけ。
小路さんと対比して描かれてるのが
桐山漣さん演じる鳴門課長で
「推し?仕事の邪魔になるもん飾るな持ってくんな!」的な人なのに
実は猫が大好きで、キャットフード持ち歩いてるとか
裏声で猫に呼びかけたりだとか
そういうところを、仕事場では微塵も見せてこないあたり
彼は彼なりに、しんどい思いをしたんじゃなかろうか?というのが
透けて見える気がしました。
しかしね…初回面白かったのですが
色々考えさせられました。
周りのイメージがこれだけ固まってると
好きなものを好きと堂々と言えなくなってしまうのか。と。
推しキャラと自分とのギャップだけにとどまらず
〇〇のくせに△△好きなんて変なの!という
見てる側の物差しで、相手をはかることの愚かさ…と言うか。
現に主人公の小路さんは、学生時代にパグ太郎のぬいぐるみを
抱えてウキウキしてたところを、同級生に嘲笑われて以来
ガチャガチャひとつにしても、空いてる時間をリサーチしたりとか
悪いことではないのに、周りの目をうかがってコソコソして。
最終的には、お目当てのパグ太郎が出たのに
今井翼さん演じる「中目黒あたりでダンス踊ってそうな」男性に
萎縮して、大事なパグ太郎を落っことしたまま逃げ帰ってしまったり…
そういうところで、クスっとしつつ
いやでも、好きなものを堂々と好きと言えないのは辛いなぁ…と
ちょっと心の片隅がヒリヒリとしてしまいます。
これはわたくしの話になってしまいますが、わたくし
ものっそい推しゲームがありまして…その良さを以前
ママ友に語ったことがあるんですが、ものの見事にドン引かれ
最終的には「ゲームなんてコドモしかしないと思ってた」みたいな
こと言われちゃったんですよね…💦
それ以来、表立ったところではゲームの話はしなくなりました。
こうやって考えてみると、誰しもそうしたズレは
もっているもののような気がします。
他人から見た自分と、自分が思う自分とのズレ。
推しキャラに限らず、他人からのきめつけで
しんどい思いをしてる人はいるんだよな…
また、そういう物差しでわたくしが誰かを
きめつけて傷つけてることがあるかもしれない…と
自省してみたりして。(これほんと気をつけよう…!)
願わくば、パグ太郎大好き小路さんが
心置きなくパグ太郎を愛でる日々が迎えられますように。
そう願わずにはいられません…!
次回、「中目黒あたりでダンス踊ってそうな人」こと
河合さんとの絡みも楽しみであります…✨