ついに終わりました。1話からラストまで、なんだかんだ面白かったですね~。最終回はたっぷり2時間で、予想外の連続!
まず、大旦那と旦那様と椿、血はつながっていなくてもちゃんと家族なんだなと思える調理場でのシーンがすごく良かったですね。最後は「お前だけのお菓子を作るんだ、何にも縛られず思うままに」と言ってくれて、亡くなってしまったけど大旦那は綺麗な亡くなり方だったと思う。
そしてー!椿の父親が多喜川パパとか予想外すぎ!想像もしてなかった人物が最終回で登場した。さらに旦那様を殺した真犯人も多喜川さんで、びっくり。それは予想できるわけがないし、そりゃ2時間かかっちゃうよ。多喜川さんに刺されたー!!と思ったら刺さってなかったのは嬉しい方の予想外(笑)。
ひたすら可哀そうなのは女将ですよ。殺人をお願いするのはやりすぎだけど、相手を恨むのも納得だし、七桜のことも受け入れられるわけがない。子供のころの椿を回想するところから亡くなるまでのシーンには泣けたなぁ。そもそも七桜の母親、不倫相手の家でよく働けるなと。実はめちゃくちゃ強い母親だよね?
いやーーそれよりも、横浜流星くんと浜辺美波ちゃんの美しさですよ。
「椿とはもう二度と会わない」という七桜に「分かった」と答えて立ち去る椿。
からのーーー「泣くな、帰れなくなるだろ…」は最高な反則ー!!
雪が舞う景色の中、スローモーションで、そこから一夜をともに…。ここまでのシーンの全てが本当に本当に美しかった。翌日から何もなかったようになっていたのには「ん?」だったけど、最後ハッピーエンドだったから良しとする(笑)。
なんだかんだ、栞は城島くんとうまくいってたし、職人さんたちもいい人だったし、繊細さと狂気を見事に表現した観月ありささんの演技力にもひたすら引き込まれ、原作ファンの自分としても大満足の実写化でした。いつか金沢にも行ってみたいな。