初恋の相手が別の人物に思えてもなお行為を持ち続ける純愛ストーリー。韓国ドラマでありがちの好敵手が出てきたり、二人の中を裂こうとする親族が出てきたりと定番の流れではあったがとても面白かったです。何よりもお兄さんが亡くなるシーンは感動しました。韓国ドラマの中で一番好きです。
複雑に絡み合った親子関係と、次々に明かされる秘密に息つく暇もないほど。
衝撃的な展開の連続で面白いです。
パン職人として、才能もやる気もあるタックですが、恵まれない環境が故にその才能の開花を阻まれるも、一つ一つ克服していく姿が痛快です。
この手のドラマにありがちなライバル役マジュン。
恵まれた環境で育った我が儘なお坊ちゃまかと思いきや、マジュンも大きなコンプレックスを背負っている点が、これまでとは少し違って面白いです。
タックとマジュン、二人の製パン技術バトルも見所です。
若手俳優の中に、ク・イルチュンやチョン・ヘソンなどベテランの名優がシッカリ締めていて、リアルを引き出していました。
原作があっての映像化らしいからストーリーが非常によくできていたと思いました。色んな人たちの思惑から離れ離れになった世子とその妃が時を経て王様と巫女として再会を果たし、陰謀を暴いていく姿が面白く、王様の妹が自分の欲から陰謀の片棒を担いでいたなど意外な展開もあったからサスペンス要素もあって韓国ドラマの中で最も好きな作品です。また、世子妃であり、巫女として登場したハン・ガインが可愛かったのもよかったです。
最終回が印象的でした。無事にすべての陰謀が明らかになり、ヨヌが元の身分に戻って王妃になってから月日がったある日にフォンが王妃に向けて琴を弾きますが、実は弾いておらず、実はサンソンが代わりに弾いていたことがヨヌに知られてバツが悪そうにしているフォンでしたが、最後はキスしてラブラブな雰囲気で終わるのがよかったです。しかもサンソンは気づかずにそのままことを一生懸命弾いている姿も面白く、シリアスな内容が多かった作品なので、最後は少しほっこりする感じのハッピーエンドだったから見終わった後に素敵な気持ちになれました。
主役のハン・ガインさんもいい女優さんですが、個人的には少女役だったキム・ユジョンさんが好きでした。母親役のヤン・ミギョンさんは大長今のハン尚宮役で出演しておられ、このドラマでは、娘と夫を一度に失い悲しみに打ちひしがれる役どころでした。また、亡くなったと思っていた娘が目の前に現れた時の再会シーンは涙涙でハンカチが2枚あっても足りませんでした。親子・家族・仲間の絆を描いたドラマで内容の濃い少しファンタジーチックな面も盛り込んだいいドラマでした。また宮廷のセット衣装も豪華絢爛で目も楽しませてくれるのでそれも見所のひとつでした。