自閉症の男性が小児外科医になるという物語で、始めは困難の連続にハラハラしっぱなしでした。
けれど、主演の山崎賢人くんが必死に子供の命を救おうとする姿に胸を打たれ、毎週感動させられました。
そんな彼を暖かく指導する上野樹里さんも本当に良い演技をしていて、自閉症だからと彼の可能性を閉ざさない彼女の熱い気持ちが伝わってきました。
病気と闘う子供たちは確かに健気ですが、それ以上に生きようとする力強さのほうが印象的で、健康に生きている私たちが見習うことのほうが多い気がしました。
辛いときでも、うまくいかないときでも、目の前にある現実と真摯に向き合うことの大切さを感じることができる一作でした。