米倉涼子が失敗しない外科医から、ドラマの始めから弁護士資格を剥奪された状況で上手く、おだてて、乗せちゃって、弁護士資格を持っている大学教授の京極を、代表とした弁護士事務所を金を出させて設立させるというほぼ詐欺に近い行動で、頼りないポチこと若手弁護士の青島を引き込み、事務所スタッフには専門分野を持つ優秀な人材と言えば聞こえがいいが、元横領犯の伊藤、元ストーカーの馬場、元結婚詐欺師の茅野と、翔子が弁護した連中ばかりを集めて、京極の腰巾着のように居座っていた元検事の大鷹も、弁護士時代の翔子にコテンパンにやられて弁護士となりいつの間にか仲間入りと、完全に翔子の思惑通りに進めているのが面白く笑いが止まらない展開に目が離せなり、翔子の趣味の鉄道が必ず出てくる所も面白い。

翔子が弁護士資格を奪った、元上司の弁護士会会長の腹黒ドン天馬の異様な世界観を見せてくれる、ミスした秘書への無表情でのワインかけハラスメントは強烈で、世の中に溢れかえるモラルハザードも取り入れた演出は見事。

誰が見ても楽しめるように笑いふんだんに使い、翔子たちの事務所での集団でズッコケは新喜劇を思わせる楽しさは他のドラマにはない新鮮さに感動しました。