聴覚障害のある画家　晃次（豊川悦司）と女優を目指して日々バイトや稽古に取り組む女性　紘子（常盤貴子）との、純粋でせつないラブストーリー。
晃次の障害を知らずに出会って、びっくりはするけれど変わらない笑顔で接する紘子に徐々に惹かれていく。

第3話でまっすぐに晃次への気持ちを伝えて初めて涙を見せた紘子を、そっと晃次が抱きしめた瞬間はアドレナリンが出て止まらない。
ラブストーリーは片思いが両想いに変わった瞬間が一番ときめく。

紘子の元気いっぱいで何事にも一生懸命な姿は、今の自分への活力にもなっている。当時このドラマでサスペンダーが流行ったなー。
そんな紘子の顔がすっぽり入っちゃうほど大きな手の晃次。こんな腕に抱きしめられてみたいと何度願っただろう。

手話を学ぶきっかけにもなるほど、はまっちゃうドラマだった。
晃次の妹（矢田亜希子）もかわいらしくて、兄を守るために必死な姿を思わず応援したくなる。

ドリカムの「LOVELOVELOVE」がこのドラマの愛しさや切なさを一層引き立たせてくれる、最高の作品。