ドラマを全く見なかったわたしが連ドラにはまったきっかけ作品。
　現代ではちょっと考えられない美和(賀来千香子)と洋介(布施 博)の純愛物語。
【ネタバレ：冬彦(佐野史郎)も然り】ラブストーリーでありながらサスペンス(！？)要素も含み、
当時『冬彦さん現象』まで巻き起こした佐野史郎の演技は必見！

　初回視聴率は10％台だったにもかかわらず、最終回ではナント！？ダブルスコア以上の30％
越えの異(偉)業を果たした。ただし、8話までの視聴率が低かったため平均では20％を超えられず、
まさに木馬に乗った冬彦さんが「ヴ〜〜〜〜〜ゥ〜〜〜」と悔しがる姿が目に浮かぶよう…。
　イヤイヤ…かなりの偉業ですから。ドラマの『TBS』と呼ばれたTBSドラマ枠に新たな「風」を巻き
起こしたことは間違いありません。
　冬彦さん(佐野)グッジョ〜ブッ！

　美和(賀来)の純粋な恋愛感情とは対照的に表現されている冬彦(佐野)の愛情表現ではありますが…、
実は冬彦(佐野)にとって、美和(賀来)の存在というのは…。
　こっから先は…、ドラマを見てのお楽しみィー。

　マァ〜、今で言うところの「教育ママ」に育てられた「ガリ勉クン」が恋愛経験もなしにいきなり大人
の恋愛を始めちゃうような…。そんな経緯から極度に偏った恋愛表現しかできず、それを受け入れて貰えない
ことへの更なるジレンマ。
　終には暴走モード(刃傷沙汰アリ)突入ーッ。

　ラストでは、憑物が落ちたかのような冬彦(佐野)が語る美和(賀来)への「真実(ホント)の想い」が…。
ちょっとホロリ…。そーきたか…ァ。

　ヌヌヌゥ〜…、タイトルはここにもかかっていたのかァ〜「してやられた〜ァ〜」という
嬉しい裏切りのあるドラマに仕上がっております。

　また何と言ってもサザンの主題歌「涙のキッス」が否が応にもドラマを盛り上げます！
でもこれって…、どちらかというと冬彦(佐野)の想いを綴った感じなのかも…。