職業柄医療ドラマは結構興味深く見ています。

ブラックペアンは二宮和也主演の医療ドラマですがアイドルらしからぬ自己中心的な言動が印象的です。父親の復讐を目的に教授やスタッフにクールな対応をする渡海。しかしその根底には患者さんの為、命を救う為の思考が見えます。
悪者になりきれない微妙な心理が見ていて良く伝わって来る演出となっていました。

私のお気に入り俳優の一人である渡海の上司、佐伯教授役の内野聖陽さん。この役者さんの存在感に圧倒されてしまいます。

内野さんの演技に引き摺られる様にして二宮さんの演技にも凄みが増した様に感じられました。

患者さんの命を救う為あえてペアンを体内に残した佐伯、最後レントゲンに映らない素材のブラックペアンを留置して終わったオペにこの物語が集約されていると感じます。

もっとも医療従事者の立場からは「ペアンなんかの異物を体内に残して大丈夫なのか！」と心配にもなりましたけど・・・

まぁそれを言ってはストーリーとして成り立たないですので、深く追及はしないでおきます。