ずっと、売れっ子漫画家としての設定が甘すぎるだのコメディとしてはハマってないだの言ってきましたが…まさか最終回で泣かされるとはなぁ～！

ラブコメをベースにしながら、ずっとこのドラマのテーマとして横たわっていたのは、きっと最終回でズバッと描ききった「愛する人（家族、友人、恋人…）との死別」だったんだろうな。
巴が言っていたように、悲しむ間も別れを惜しむ間もないくらい、死別は突然訪れる。
病気、事故、最近ずっと多い大規模災害、それに老衰だとしてもきっとそう。

死んだ巴がマサオに入って戻ってきて、いろいろな「心残り」を片付けながら、周りのみんなにもお別れを言う時間を作れたのは特別なことだったけど、死別した「愛する相手（人間も、動物も！）」がああやっていろんな形で側に戻ってきてくれてると考えたら、死別を経験した生きてる人の気持ちが少し軽くなるんじゃないだろうか。

愛する人が急に目の前からいなくなる、それを何度も経験してきたももちの心情を思うとあまりにつらすぎるんだけど。でも最後の最後で、言いたかったこと、伝えたかったことをお互い言葉にできたのはほんとよかった。

などと、あのラストを思い出しながら書いてる今も涙ぐんでる…。まんまとドラマにしてやられたわ！いい作品だった！
最終的に悪い人がほぼいなくなってしまったのも、大石静さまの手腕なんだろうね～よかった、いい最終回だった…。