第3週「故郷の海へ」

祖母の初盆のために故郷の島に帰るモネ。
森林組合のカフェで、おばちゃんたちに数々のお惣菜を持たされ、
夏場なのにそんなにたくさん！？しかもバスや船乗り継いで
最終的に徒歩で家まで帰るのに！暑い中大丈夫なの？と
余計な心配もしつつ、懐かしい同級生たちとの再会。

そしてモネと音楽との関わりが回想シーンでようやく出てくるのですが
幼い頃から楽器を吹きたがったモネ、中学で吹奏楽を始め
みんなで楽しく演奏するモネ…
この回想シーンでの色の使い方が巧いなぁと思ったのでした。

それというのも、幼い頃はほんのりセピアっぽく、中学の頃は
少し白濁したような色合いで、それはまるで写真のフィルムの
移り変わりのようにも見え、時間経過もちゃんと
折り込んでるように見えたからです。

そして高校は落ちてしまったけど、
ジャズ喫茶で音楽を楽しむモネの元にあの時刻…
言わずと知れた東日本大震災の時がやってくる。
ここも、デジタル時計の数字を大写しにして次の回に繋いだのが
人によっては、見るのが辛いかもしれないと
知らせてくれるような演出でした。

避難所のシーンも、どぎついものよりも
モネのしてる赤いマフラーが駆け抜けていくことで
その赤に目を追わせるという効果もあった気がします。

それにしても、同級生たちのそれぞれの葛藤が
少しずつ見えてきて、正直わたくしなどは
森林組合の話よりも、こちらを見ていたいという気持ちになりました。
（もちろん、森林組合の演者さんたちも魅力的なんですが）
個人的には、寺の息子であるみつおくんが
辛いことを抱えつつ明るく振る舞ってるようで、グッときました。
そしてナチュラルモテ男のりょーちんの存在も
あぁこれはモテるわ、本人無自覚だけどモテるわと
納得のいく感じが良かったです。

次週はわたくしがこのドラマの中で最も推してる
モネの妹みーちゃんにスポットがあたるようなので
これまた楽しみでございます✨