第22週「うちの大切な家族だす」
いよいよ始まったラジオドラマ「お父さんはお人好し」
主役の当郎さんもさることながら、千代のお母ちゃんっぷり
個性豊かな子供たち…このラジオドラマの人気が
高くなるのも頷けます。
やがて千代は、街で「お母ちゃん」と声をかけられたり
「お父ちゃんは今日一緒じゃないん?いつまでも仲ような」などと
声をかけられるようになります。
この時代、ラジオが恐らく庶民の最大の娯楽であり、
千代が演じるチヨ子お母ちゃんは、ドラマでありながら
それぞれ聴衆の中にしっかり生きていたんだなぁと感じます。
なぜなら、朝ドラを観てる我々だって、千代のことを案じ、
応援し、その成長を見守ってきているから。
今でも朝ドラでは、こういう流れは生きてる気がします。
記憶に新しいのは、テルヲの中の人トータスさんと、テルヲは別人だ!と
おちょやんの次の番組「あさイチ」で、大吉先生が声高に言ってたこと。
もちろん、別人だと分かってはいるのですが
テルヲの造形があまりにも生きてる人だったので
トータスさんごと嫌いになる人もいるかもなぁ…と思えるほどでしたから。
おっと、話がずれました。
こうしてラジオドラマで擬似家族が成り立っていく中、
千代は一緒に暮らしてる栗子さんに
「春子のこと、守ったってな」とお願いされます。
それに対しての千代の言葉が…
「一生守る 栗子さんもやで」
だったんですよ。それに対して栗子さんが
今まで見たことのない柔らかい表情…わたくしには
親に護られて安堵してる子供の顔に見えたのです。
もうね…こんなにも登場序盤と今で
印象がガラリと変わる人、います?
最初は貰ったおはぎをぺろりと平らげ
千代とも鳥の餌ぶっかけあいの喧嘩をしてた人が!
千代が役者になってからはそっと見守り続け
そして今週、千代に守られる立場になった…!
書いててまた涙が止まりませんッ!
そんな栗子さんも、千代のラジオの成功を見届けて
この世を去ってしまいます。そして春子は
千代の養子に…血がつながっていようがいまいが
そんなの関係ないと言ってた千代だけど
春子に関しては、こういう形を取ることで
守ると言う立場を取ったのでしょうね…(爆泣)
そして、来週はいよいよおちょやん最終週!
わたくしのバスタオル使用量も
最高潮に達しそうです!最後まで見届けますッ!!