温かい村の中で、支えられ、支え合いながら、逞しく生きる真空の姿が描かれていた。

ほっこりとしたいい話だったんだと思う。繰り返しになってしまうし、せっかく温かい雰囲気で作られたドラマなのだから、一個人の意見でそのムードに水を差してしまっていいのかな……という迷いもありつつ。でも残念ながら、最終回を迎えてもこのドラマに対する私の印象は変わらなかった。あたたかい、ほっこり、優しい、を表すために雑に配置された些細（と作り手が思っている）なことが、どうしても受け入れられなかった。こればかりは本当にどうしようもできない。完全に合わなかったのだし、私はこのドラマが伝えたいと願う、その先にいる視聴者ではなかったのだ。ただそれだけのこと。