4.8
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 4.5
家政婦のミタ
「家政婦は見た」ならぬ「家政婦のミタ」。松嶋菜々子の独身時代「やまとなでしこ」が人気がありましたが見ていなかったので、どんなだろう?と思いましたが、このドラマを見て、彼女の演技力が素晴らしいのでプロだな!と感動してしまいました。
どんな仕事も完璧にこなすが自分の素性を一切明かさない家政婦。だが時折見せる動揺した表情の細かさや、ドラマの最後の方で自らの生い立ちや過去の辛く壮絶な体験を語る感情表現は迫真にせまるものがありました。
家族がいろんな問題を抱えていたし、ミタさんも何をしでかすかわからない危険な雰囲気で、毎回どんな事件が起きてしまうのかハラハラしながら見ていたので、本田望結ちゃん演じる阿須田希衣ちゃんが、一服のオアシスでした。(苦笑)
しかしながらストーリーには一貫性があって、主人公ミタさんの秘密は明かされるのか?ミタさんが家族になるのか?ミタさんはいなくなってしまうのか?最終回までドキドキしながら、みんなミタさんの過去を知りたくて、そして心を開いてほしいと思いながら見ていたのではないかと思います。
無表情でありながらも、仕事の中にどこか愛情の片鱗を感じさせる、そんなところがホロリとさせる。ミタさんのすさんだ気持ちがほぐされていく過程を見守っていた、
そんなドラマだった気がします。