第6話、真実と黒岩さんそれぞれのところに二人の依頼者が別々にやってきた。真実へは、奥さんを殺された赤川という男からの犯人探しの依頼。黒岩さんへは、お母さんを1年前に殺された青井という男からの犯人探し。この二つの事件が実は繋がっていて、同一犯かと思いきや、互いの復讐の連鎖だったという結末。

傷つけられたら殺人、殺人されたらそれ以上の復讐を…。この復讐の連鎖を断つ法が「タリオ」だそうで、ここにきて初めて「タリオ」の意味を知りました。タリオとは、被害者が受けたのと同種の害を加害者に加える、つまり「目には目を歯には歯を」、「同害同罰」を意味するラテン語だそうで…。

そして今回は黒岩の言葉にいろいろと考えさせられましたね。「目には目を」は理性的な法律で、感情に任せたら果てしなく応酬しあって拡大していく、それが復讐で人間という動物の習性なんだと。あと「正義は逆の立場から見れば悪。新たな復讐を生む」とか。

「目には目を…」という言葉に、「復讐は自分が傷つけられた分までにしなさい」という意味もあるんだなとか、とにかく最終回を前に、重くて深くて考えさせられた回で見ごたえありました。真実と黒岩さんの掛合いも馴染んで面白くなってきたのに来週で最終回とは早すぎる！もっと見たいドラマです。