何かのスイッチで進む道を間違える
その時が来るまで 誰にもわからない
だけどさ どうにかして止められるなら
…止めたいよな
最悪の事態になる前に
ここの展開、本当に見事でした…
途中肝を冷やす場面がいくつもあったけど
最後の畳み掛けるような展開に
泣きながら笑ってしまうわたくしがいました。
その一方で
久住という人物が、わたくしには
まるで掴めないのです…!
「許さねぇから、殺してやんねぇ
生きて俺達とここで苦しめ」
伊吹と志摩にそう言われた時の、
久住のはっとしたような目。
両目を覆いながら
「あんたたちの物語にはならない」と言ったあと
...
何かのスイッチで進む道を間違える
その時が来るまで 誰にもわからない
だけどさ どうにかして止められるなら
…止めたいよな
最悪の事態になる前に
ここの展開、本当に見事でした…
途中肝を冷やす場面がいくつもあったけど
最後の畳み掛けるような展開に
泣きながら笑ってしまうわたくしがいました。
その一方で
久住という人物が、わたくしには
まるで掴めないのです…!
「許さねぇから、殺してやんねぇ
生きて俺達とここで苦しめ」
伊吹と志摩にそう言われた時の、
久住のはっとしたような目。
両目を覆いながら
「あんたたちの物語にはならない」と言ったあと
黙秘し続ける久住。
手錠繋がれて、鉄格子越しの空を見た時の
久住の目にちらちらと宿る光。
MIU404の最終回を観終わって、
もうだいぶ経ちますが
まだ、色々考えてしまっています。
彼は不幸な生い立ちを背負って、悪の道に
進むしかなかった人なのか。あるいは
それは全てウソで、稀代の悪人なのか…
最初に登場した時の久住は、人の心の弱いところに
巧いこと寄り添って、自分の駒にしていく
悪いやつだなぁ…という印象でした。
だけど、彼は彼で少年時代に
なにかとてもキツイ体験をしていて
選択肢が悪いものしかなかったのかな?と
思えることもあったりで。
「神様はもっと残酷や。指先ひとつで
人も街もぜんぶさろてまう。」
これなんかは、もしかしたら
自分の身内とか住んでたところを
無くしてしまった経験があって
そこからもう押すスイッチすら
持てない人生になってしまったのかな?とか。
いやでも待てよ…久住って、人によって
語る自分の生い立ちが全然違ってたよね…これだって
もしかしたら、彼の嘘なのかもしれない。
「あんたたちの物語にはならない」
…久住はそう言ってたけど
彼の物語は、観てる人それぞれで
組み立ててるものが
違うんだろうなぁ…みんなどんな風に
観てるのかな?考えたのかな?
…なんてことをぐるぐると考えてしまっています。
観た人の数だけ、久住の物語はある。
そう思わせる脚本と、
菅田将暉さんの演技…本当に凄いです。
や、凄いって言葉じゃ表現できない怖さ?かな。
うん、まだ余韻に浸っています。
その一方で、4機捜の物語は
続いていってるだろうし
伊吹と志摩のコンビも
このまま続いていく先を見ていたい。
誰かが間違ったスイッチを押す前に
未然に防ぐことに奔走する彼らを見たい。
できれば続編が欲しいなぁ…と強く思った次第です。