第4話。
私は全くグロいとは思わなかった。
れいぞう子の悲痛な気持ちを表すにはどれも大切なシーンだと思ったから。
序盤の桃子と苺のやり取りが可愛らしく、そして何よりも安心する。この2人にはこのままでいて欲しい。
そして明智の事が大好きな高橋。
高橋の恋する乙女のような気持ちを上手に操る明智。オーバーすぎる演技に笑いが込み上げる。
更に追い打ちをかけるように上遠野が…。
面白さを全面に出すかと思いきや、急に始まるシリアスなストーリー。全く不自然ではない入り方だ。
本日のメインディッシュはれいぞう子。
主婦なら誰もが共感するような苦しい気持ちを仲里依紗が...
第4話。
私は全くグロいとは思わなかった。
れいぞう子の悲痛な気持ちを表すにはどれも大切なシーンだと思ったから。
序盤の桃子と苺のやり取りが可愛らしく、そして何よりも安心する。この2人にはこのままでいて欲しい。
そして明智の事が大好きな高橋。
高橋の恋する乙女のような気持ちを上手に操る明智。オーバーすぎる演技に笑いが込み上げる。
更に追い打ちをかけるように上遠野が…。
面白さを全面に出すかと思いきや、急に始まるシリアスなストーリー。全く不自然ではない入り方だ。
本日のメインディッシュはれいぞう子。
主婦なら誰もが共感するような苦しい気持ちを仲里依紗が完璧に演じる。
自慢の料理を愛する人に食べて貰えない。
自分の気持ちを聞いてくれない。
次々と送られてくる義母からのキッチンハラスメント。
床に落ちた料理を泣きながら食べる姿は目を覆いたくなる。
心に闇を抱えたれいぞう子の前に現れるマリア。
さり気なく殺人を誘導する。
しかし何故だろうか。
れいぞう子の苦しい部分を存分に見せつけられた為、両者とも悪者だとは思えない。
むしろ感情移入させ、れいぞう子を庇いたくなる。
それがこのドラマの不思議なところだ。
殺された夫(和宏)の友人が主役である明智五郎。
いつもは飄々としている彼の感情が爆発する。
和宏は明智におふくろの味を初めて教えてくれた。
心の氷を溶かしてくれた。
だからこそ助けられなかった自分の行動、言葉を後悔する。じわじわと滲み出る明智の本当の姿。
中村倫也が両目から綺麗に流す涙に心が痛む。
彼の違和感の無い学生服姿も必見だ。
傍に居ないのに、どんどん大きくなるマリアの影。
それを演じる小池栄子のオーラが凄い。
「殺すわ」の一言に震え上がる。
マリアと明智には苺には踏み込めない何かがある。
それに気付いてしまった苺の表情の変化。
マリアからの脅し。恐怖。
素直に言えない。
このドラマの光である明るい彼女が、全ての気持ちをかき消し笑顔でいようとする。
ただただ切ない。
こんなサスペンスドラマは他に無いだろう。
救われて欲しい。