「会社に出社するだけで120点」
「存在しているだけで価値がある」
なんもしない人をレンタルするという実在する人物の書籍をもとにしたドラマ。
なんもしないなら意味ないじゃんと思ってましたが意外と利用の幅が広い。
1人で行きづらい場所への同行、トイレの順番待ちをされていると思うとトイレに集中できないから並んでいるフリをしてほしいなど本当にただそこにいるだけという依頼から自分の体臭を嗅いでどれくらい臭うか教えてほしいなどそれはなんかしてるのでは？(笑)と思う依頼もあるがレンタルさんを利用した後の依頼者の顔はみんなどこか肩の荷が下りたような顔をしているように感じました。
レンタルさん自身会社を辞めた経験もありご家族を若くして亡くした経験もある。
そんなときに「無理して会社に行く必要ない」と大きな懐で包んでくれる妻やなんも理解していないただそこでニコニコしているだけで価値がある息子の存在が今のレンタルさんを作っており、またそんなレンタルさんを求めている人がいる。
現実世界のレンタルさんをあまり知りませんが、増田さんが演じるレンタルさんはゆるいんだけど芯がしっかりあって、でも雑誌の押し売りを断れない優しい一面もある。
なんとも憎めない人物だなと思います。
1話完結のストーリー展開も見やすいです。