有名病院と看護師長との係争をめぐって、
甲斐(織田裕二)と上杉(吉田鋼太郎)の主導権争いが勃発。
賃金の折り合いをつけて和解させようとする上杉。
それを強固にはねつける甲斐。
成り行きをみると、頑なな甲斐の方が悪者に見える。
子分の鈴木先生も、一時は上杉に与した。
だが甲斐は、よくある妥協策ではなく、
看護師たちの憤懣の根本を見切り、
そこに寄り添うことで、上杉より一枚上手の解決を実現した。
ストーリーは悪くない。初回もそうだった。
だがどうしても、シーンのはしばしに違和感。
洋画を初めて見た中学生が、
気の利いた言い回しを真似しようとして...
有名病院と看護師長との係争をめぐって、
甲斐(織田裕二)と上杉(吉田鋼太郎)の主導権争いが勃発。
賃金の折り合いをつけて和解させようとする上杉。
それを強固にはねつける甲斐。
成り行きをみると、頑なな甲斐の方が悪者に見える。
子分の鈴木先生も、一時は上杉に与した。
だが甲斐は、よくある妥協策ではなく、
看護師たちの憤懣の根本を見切り、
そこに寄り添うことで、上杉より一枚上手の解決を実現した。
ストーリーは悪くない。初回もそうだった。
だがどうしても、シーンのはしばしに違和感。
洋画を初めて見た中学生が、
気の利いた言い回しを真似しようとして
スベりまくり、まわりを引かせる
スマートであろうと足掻くほどボロが出る。
そんな例えがぴったりハマるのが残念。
全てはキャストではないか。
織田裕二には、“若気の至りの無鉄砲キャラ”がよく似合う。
余裕しゃくしゃくのキレ者のイメージは、私にはない。
不器用な、体当たり熱血マンの織田裕二が好きだ。
恰幅良く見せようとしているのか、上半身の詰め物感も見ていて痛い。
役が板についていない感が、ドラマの面白さを減じている。
鈴木保奈美しかり。
ミスキャストはドラマにとっても俳優にとっても悲劇だ。