4.0
出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
病室で念仏を唱えないでください 第10話
医師として肉体を救命し、僧侶として魂を救済する。
その二つの任を果たそうと、松本先生は日々格闘している。
でもその戦いは挫折の連続。
失敗するたびに落ち込み、自問し、悩む松本先生。
そんな彼の周囲には、しかし、人々が絶えず、立場や考え方を超えて集ってくる。
「人気者は僕じゃない」という、“おじさん” の決めセリフがそれをよく表していたと思う。
仏になることができるのに、そうならずに人の傍にとどまる。
“上がり” にならず、人と一緒にこの世のステージに止まって、苦楽を共にする。
人に伝わるのは、そんな菩薩の在り方だ。
悟りを開いた仏の言葉は、そのままでは届かない。...