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スカーレット 1話〜150話のあらすじ、放送時間、出演者、脚本家、主題歌、原作、スカーレットが見られる動画配信サイトの情報を掲載。 スカーレットの口コミ(口コミ)・感想・評価を投稿する事ができます。
4.0
(264件の口コミ)
出演者 4.2
ストーリー 4.1
演技 4.3
映像 4.1
(264件の口コミ)
NHK総合
初回: 2019年09月30日
最終回: 2020年03月28日
NHK総合 月〜土 08:00-08:15

口コミ

4.5
出演者 -.-
ストーリー -.-
演技 -.-
映像 -.-
スカーレット 第138話

武志の病気が明らかになってからの展開。
ことさらにドーーンとかバーーンとか「ええっ!?」とかを悲劇的に描くんではなく、それぞれの衝撃と葛藤を端折った上で、武志に笑顔で接する人々を俯瞰して描く脚本、好きです。

スカーレットにはそういう重要場面での“端折り”があちこちで使われてて、それがすごく効果的に観る側個々の脳内補完に繋がってる気がする。

信作、いつも通り茶化してるけど、きっと百合ちゃんの様子が違うことにものすごく狼狽しただろうし、真実を聞きだした時は信作も死ぬほど泣いただろう(きっと百合ちゃんに見えないところで)。

病室に笑顔で押しかけた熊谷一家も、不器用に果物籠抱えて突っ立ってるトシャールさんはきっと「何で武志が」って大泣きする照子を抱き締めた夜があっただろうし、その照子も呆然とする竜也を前にしたら肩を揺すって「お前がしっかりせえ」って叱ったのかも知れない。きっと川原家に対して丸熊陶業が出来ることをあれこれ皆で思い巡らす熊谷家の時間があったんじゃないかな…とか。

テンプレなお涙頂戴展開を思いっきり排除したことで、逆にそれぞれの武志に相対する姿勢を想像させ、勝手に観る側を切なくさせる上手さ。そしてその本にしっかり乗っかってくる俳優陣。凄いなと思う。みんな上手いし、何ていうんだろ、演者同士の意志の疎通が凄く良く出来ている現場なんだろうなと思う。

話は逸れるが、
私が林遣都くんに墜ちるキッカケになった「おっさんずラブ」の劇場版Blu-rayが発売になり、同じ日に“牧凌太”と“大野信作”を観た。
結果で言うとどちらも大好きで、愛してやまないキャラクターなんだけど、どっからどう見てもそれが「同じ林遣都」に見えない。
作品のテイストも作り込み方も全く違う、恐らく両極にある現場で、もちろん本人の演技力が折り紙付きなのは大前提として、それにしてもこんなに人って違って見えるもんなのかな、変われるもんなのかなと改めて思う。

恐らくではあるが、どちらもリーダーシップのある、だけど全くカラーの異なる座長のもと、それぞれの現場で“チームとして”世界観を紡いでいく時、「自分を消してそのパーツになり切れる」という柔軟さも彼の才能の一つなんじゃないだろうかと思う。役者としては個性を消すとかあまりにも場に染まりすぎるとかって、ある意味危険なことでもあると思うんだけど、こと役者・林遣都に関して言うとそれが作品の中で逆に「これぞ林遣都!」ってところに着地してるのが凄いと思う。それはもう怖いくらい。
そんなこんなもあって、信作についてはファンとして本当に良いタイミングでこの役と現場を与えてもらったよね…と何様目線を禁じ得ない。きっとこれからの林遣都はまた一皮もふた皮も剥けた姿を見せてくれるんだろうな(このスカーレット撮影中に上演された舞台『風博士』の林遣都はもう既にワングレード上のステージに居たしな)。
ありがたや、楽しみや、である。

スカーレットはきっと来週が一番の佳境(ちや子さんの登場に希望の光を見たのは私だけですか?)。残り少ないであろう信作の姿を含め、1秒たりとも見逃さない覚悟で最終回までガッツリこの物語を見届けたいと思います。

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