4.5
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.5
映像 4.5
病室で念仏を唱えないでください 第9話
「患者を救うことで自分が救われている」
この思いを松本先生も濱田先生も互いに持っていることが示された。
反目し合っていた2人がある時からバディとなっていく……といったお話は大好きなためこのドラマも大変面白くみているのだけれど、ガッツリバディではない所がまた良い。
あの砂場へと入るシーン。革靴で境界線をまたぎ、松本先生のとなりで砂遊びをする濱田先生が感情をみせられてホッとした。いや、本音をみせられて、かな?震える手でオペに挑む濱田先生に「全力でサポートする!」と力強く言ってくれる人は今まで松本先生以外にいたんだろうか?自分と自分の技術のみを信じていた濱田先生は、自分以外の誰かを信じてオペに入ったことが今まであったんだろうか?そんなことを考えながら見ていると、手の震えが止まって手術が成功したあと、感謝の言葉をのべる患者の母親に「救われたのは私のほうです」と呟く濱田先生の姿が本当に胸にくる……。
しかしその「全力サポート」がお経だった時はちょっと「笑」となってしまったけれど、そこはちゃんと濱田先生自身から苦言を呈す場面がありニヤニヤ。タイトルの通りとなった。
来週の最終回はどんな内容になるのか、今から楽しみ。