あなたの番です、ニッポンノワールで考察ブームが巻き起こった日テレ日曜ドラマ枠なので、考察ファンと新たに若手アクション人気俳優をW主演にし、更にファン層を広げようとした制作側の気持ちは分からなくもないですが、欲をかきすぎてしまった感が否めません。
はっきり申し上げて、アクションを全面に押し出したいのであれば、ヤッターマンならぬパンダーマンで、毎回悪者を成敗する暴れん坊将軍や水戸黄門仕様の方が、充分楽しめた様に思います。この方が、人気も出てシリーズ化も可能ですから。
シニカル(冷笑)ミステリーっていったい何?と思いました。
考察ファンに向けてドラマ開始前から煽ってこられたドラマですが、設定がブレまくりで考察しづらかったです。考察=よく見て推理してくださいという事ですが、ここまで酷いとご都合主義の何でもありだったという感想しか持てません。
普通、人を刺して病院に入院していたら事件になっていると思いますけども。
6話でミスパンダの人格から川田リコの人格になり、ミスパンダの人格は消えたはずなんですけど、9話でミスパンダの人格になり、はぁー?となりました。川田リコの潜在能力を引き上げた人格がミスパンダの人格だった訳で、直輝が催眠をかけ分ける事は出来なくて、完全に別人化していたはずなんですけどね。 脚本がお2人だったのでそうなってしまったのでしょうか?
他にもツッコミ所はたくさんありますが、先週も書かせて頂いてるので、このくらいにしておきます。
結局、何を伝えたかったのかな?と考えましたが親子の形かな?と思います。森島親子、川田親子、佐島親子のそれぞれ片親の中にも違った形があって、親の気持ち、子の気持ちは丁寧に描かれていたのがいいところだったと思います。
huluも見ました。5年後が描かれていました。有料チャンネルでの内容ですので書けませんが大人になったレンも直輝も年齢相応の美人とイケメンになってましたよ。2週に渡って放送されるようです。
役者さん方は素晴らしい演技を見せてくれましたし、アクションも非常に良かったです。ミステリー要素のない純粋なアクションドラマだったらどんなに面白かったかと残念ですが、主演のお2人にはまた違った形で共演して欲しいなと思いました。