「自分はモテる」と勘違いして、ひとりで勝手に慌てて、職場で恥ずかしい思いをしてしまった、自意識過剰なシロさん。
人によって、落ち込んだ気持ちを切り替える方法はいろいろあるけど、シロさんの場合は、安い食材を調理してケンジと一緒に食事すること。スーパーで半額の食材を見つけて一瞬で元気になり、ケンジと笑い合いながら鍋をつつくシロさんの姿は、単純でとてもかわいかった。

そして、今回は待ちに待ったジルベール初登場。
ビジュアルもしゃべり方も、原作そのままのジルベール！磯村勇斗さんのジルベール再現率、本当に素晴らしい。
Tシャツが原作の「ぞう」ではなく「針ネズミ」になっていたのにも驚き、大笑いした。
無精髭でダサい服という、だらしない印象のジルベールだけど、そんな彼に小日向さんはメロメロ。今までシロさんに見せていた、クールでストイックな小日向さんの姿はどこへ行ったのか。かわいいとしか言えない。山本耕史さんの、この小日向さんのギャップの演じ方が上手すぎた。
男子会にウキウキはしゃぐケンジもかわいいし、わがまま毒舌ジルベールもかわいい。いい歳したオジサンたちのことをこんなにも「かわいい」と思えるドラマは稀だなぁと、今回つくづく実感した。