4.0
出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 -.-
病室で念仏を唱えないでください 第6話
今回のテーマは「患者は嘘をつく」
そうそう。入院していたり病気に気持ちが負けている時は自分の気持ちや症状を素直に人に伝えられないし、「ツライ」と口にすることが難しくなる。
三宅先生の元カレが救急で運ばれてくるが、実はオリーブ橋小脳萎縮症(OPCA)という病気を患っていることがわかる。この病気はろれつが回らなくなり、手足の衰えが出る病気で難病指定されているんだそうで……。
カレの過去を知っている三宅先生だからこそ、病気によって変わってしまった姿を見るのは本当につらかったと思う。明るくて生き物を愛する学者で、たくさんの場所へ赴くフィールドワークを生きがいにしていた人。そんな人が病気で自分の身体が思うように動かせなくなったらどんな気持ちになるんだろう。
そんなカレは家族や三宅先生には素直になれず冷たい態度をとるけれど、松本先生がはっきりと「死」というワードを使って話しをし始めた時、心がほどけ涙を流して笑う姿にジンときてしまった。それに生き物の生態について話す時は、以前の姿を彷彿とさせるようなイキイキとした表情だったのもさらに涙を誘うよね。
最後、三宅先生にかけた言葉は最高だった。
自分が誰かの人生に「いてよかったんだ」と心から思えるのって、やっぱり幸せな事だと思う。