5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 5.0
スカーレット
スカーレット制作陣の共通禁止事項として「過剰にすな」を掲げているのだろうなと思っています。
ストーリー展開を過剰にすな
演技を過剰にすな
演出を過剰にすな
劇伴を過剰にすな
ナレーションを過剰にすな
演出中島さんが「生活者としてのリアリティは絶対に失いたくない」と言い、水橋先生が「斬新さや奇をてらう脚本は求められていない」と言い、戸田恵梨香さんが「女性陶芸家として“生活している“ように見せたい」と言っていました。
生活者としてのリアリティを失わず、奇をてらわず、ちゃんと生活しているように見せるためには「過剰にしない」が絶対に必要だと思います。
なぜなら、実際に生活している私達の周りでは過剰なこと(劇的なことだったりドラマチックなことだったり)はそうそう起こらないから。
その「過剰にしない」がこの作品の品質を格段に上げ、視聴者の心を掴み、朝ドラ史上、一二を争う名作にしていると私は確信しています。