第6話は、今シリーズの中では一番面白かったです。
前作も含めて、この「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」にはあまりハマれていない自分。
その前の上戸彩さんのシリーズは残念ながら未視聴なので何とも言えませんが、どうも今ひとつキャラに魅力を感じなくて。
主人公の井沢が一線を超えたら犯罪者になり得る危険人物というのはわかるのですが、どうにも思わせぶりな雰囲気が好きになれないのかなとは思っています。
が、今回は吉岡の描かれ方に素直に感情移入できた内容と演技。
演じている森永悠希さんは、なかなか味があって興味も持てました。
吉岡が抱えている悲しい事情が良く理解できたし、気持ちが伝わったこともあり、よりストーリーに集中できたのかな。
「どんな過去があるか」より、「その過去とどう向き合っているか」がきちんと表現された方がドラマってより面白く観られるよなぁ・・・。
今のところこの「絶対零度」は毎回最初と最後に“現在”が描かれ、放送時間のほとんどは“過去”のお話し。
『なぜ、ああなっちゃったの?』ということばかりが気になってしまって、せっかくの過去の事件にはあまり集中できなくなってしまっています。
もちろん、もしかしたらその中の積み重ねが結末への布石になるのかもしれませんが、それにしても少々とっ散らかりすぎている印象。
この構成、あまり好きにはなれないなぁ~。
それでも、第6話は自分が推している若手俳優さんの1人である清水尋也さんがゲスト。
期待以上の深い演技で、充分にドラマを盛り上げてくれて大満足でした。
清水くんと言えば、広瀬すずさん主演の「anone」(2018年)で彦星くんを演じたことでご存知の方も多いはず。
同じ年には、テレ東の金曜深夜ドラマ「インベスターZ」で連ドラ初主演を果たし、クールな印象とは異なる弾けた演技を披露。同クールに放送された「チア・ダン」では土屋太鳳さんの相手役として出演。
それぞれ才能の片鱗を見せ付けてくれました。
昨年は、「サギデカ」にも出演されていましたね。(出番は、少なめでしたが・・・)
ルックスが良いからということではなく、他の若手俳優さんとはどこか違う佇まいに注目しています。
あと5年もしたら、もっともっと話題になるいい俳優さんになっているのでは?と期待大!
よろしければ、覚えておいていただけると嬉しいです。
「絶対零度」から話しは少し逸れてしまいましたが、ドラマ自体はようやくミハンチームとしての良さが出始めてきたところ。
・・・どうせ、ここから急転直下突き落とされるんでしょうね(汗)
何せ、香坂さんは冒頭で亡くなっているんですから・・・。
そして、その他にもまだ犠牲者が出そうで・・・?
そういうところは気にはなるのですが、観続けてガッカリする内容にだけはならないで欲しいと思っています。