1〜4話を観ての感想です。
ある残酷な事件で父親が被疑者になり、過去にタイムスリップして、家族を救うべく冤罪を信じて奮闘していく熱い男の物語。
あな番っぽい展開やけど、それよりはミステリーっぽさや伏線回収、犯人の意外性がしっかりとありそうな予感。
さらに随所にヒューマン要素が入ってきて、時折感動できるようにもなっている。
ただし、この主人公である熱き男心の奮闘虚しく、起こす行動が次々に状況を悪化させてしまうのだ。
逆によくここまで裏目になる行動ばかりを起こせるのかと驚きを隠せない。
過去に戻ってからも、もちろん犯人は誰かわからないが、心が一番怪しく見えてしまうのがやばい。
そう、これは現実ではなくドラマだ!
それはわかってるけど、物凄く作られてる感を感じられてしまう。
脚本と展開に無理やり感があってそこは残念だ。
タイムスリップしてる時点で、完全なるフィクションなのは当たり前。それはわかってる。
ただ、初めの方は違和感がそこまで感じられなかったのが、だんだんと心のあらゆる行動に違和感を感じてしまうようになってくる。
途中からTLで心がネタにされていく始末だ!
そして4話。
今まで何年も冤罪を晴らすことができていない、そもそも冤罪かもわからない事件を、被害者の会に一度訪れて事情聴取するだけで、無実を証明できると考えている時点でなかなか厳しい。
話聞けるかどうかもやけど、その前にそこも甘い気がする。ほんで心は行かんのかい!
思わずツッコミを入れてしまった。
不器用がすぎるぞ心さん。
他の方もおっしゃってましたが、上野樹里が過去にタイムスリップしたらもっと事がうまく運ばれていた感じがする。
でもそんな中、キャストの演技は物凄くよい。
特に竹内涼真と鈴木亮平と上野樹里。
そして4話から出てきた貫地谷しほりの鈴木亮平と猪木するシーン。
これだけめちゃくちゃでも、感動シーンでちゃんと感動できるのは、役者陣の演技力でしかない。
集落という舞台設定も個人的には好み!
この閉塞感は事件の不気味さを助長するのに持ってこい!
キャストと舞台、お膳立ては揃ってるだけに、ご都合主義的脚本がやはり残念…。
これからどうなっていくかですね!
プロポーズ大作戦みたいな行き来する感じになるんかなー。どうだろうか。