やっと観ることができた、「伝説のお母さん」第1話。
何せ土曜日の深夜は、「アリバイ崩し承ります」と「パパがも一度恋をした」。そして、この「伝説のお母さん」が丸被り。
仕方なく、このドラマは約1週間遅れの金曜深夜の再放送を視聴することにしました。
以前ドラクエにどハマりした経験を持つ身としては、昔懐かしいバージョンでのドラクエ・テイストに、それだけでちょっと心ウキウキ。
もちろんそこしか面白味がなければただのつまらないドラマになってしまいますが、ソツなく全体がまとまっていて好みですし、楽しめます。
冒頭のシーンでは、ホイチョイプロダクション制作でバブル期に流行した伝説の深夜番組「カノッサの屈辱」をちょっと思い出させる雰囲気で、それもまた「ほぉ~っ」と思わされ掴みはOK。
魔王が復活したため、国王(大倉孝二さん)から再び討伐の旅へ出て欲しいと依頼された伝説の魔法使い・メイ(前田敦子さん)。しかし、彼女は産まれたばかりの子供を抱えワンオペ育児に奮闘中。
夫のモブ(玉置玲央さん)もどこか頼りなく、保育所の空きもないため断わるしかなかった・・・。
ドラクエの世界観とゲームのプレイ画面を取り込む演出でファンタジーを表現しつつ、保育園に空きがなかったり、育児を任せるには頼りなさ過ぎる夫だったりと現実社会のお母さんたちが抱える悩みを、うまくまとめ上げた内容はとても興味深い。
あっちゃんは相変わらずあっちゃんだなという印象ですが、演技の上手い下手は関係なくこのドラマにはとても合ったキャスティングに感じました。リアルお母さんになったせいでしょうか?
頼りないけど策士な国王役の大倉さんが、このドラマのテンションを上手くコントロールして盛り上げてもいます。
最近自分が注目している俳優さんの1人、玉置玲央さんもご出演。
「TWO WEEKS」や「サギデカ」での悪い役もとても好きでしたが、このモブ役はその雰囲気を微塵も感じさせない情けなさでますます気に入ってしまいました。
国王の士官役・井之脇海さんの凛々しさも、良き。
が、どうやら伝説のパーティーのメンバーが・・・不安?
勇者役の大東駿介さんのウェ~イなチャラさも笑えるけれども「ホントに勇者か?」ですし、シーフ役のMEGUMIさんや他のメンバーもどこかテキトーだし危なっかしい。
第1話には登場しませんでしたが、魔王役は「まおう」繋がりで大地真央さんが演じられますし、その魔王の側近役にはイケボの村上新悟さんと敵ながら貫禄充分。
果たして、どんな戦いが繰り広げられるのか。
そして、お母さんとしての問題はどう対処していくのか。
興味津々ですね。
個人的には大好きな「真田丸」キャストがお2人もいらっしゃるだけでも、ニンマリでもあります。
(直江兼続役の村上新悟さん、織田信忠役の玉置玲央さん)
家族で観ても、ゲーマーの方が観ても、そうでない方が観ても楽しいドラマになりそう!