と、清野菜名演じるミスパンダが叫ぶシーンがわりと好きで、ちゃっかりいつも楽しみにしてる。笑
日曜22時半枠のドラマがだんだんとカオスな方向に向かっていくと感じていたが、そこにさらなる拍車をかけるように「シロクロつけるパンダ」がやってきた。
1話を鑑賞したときに、またとんでもないカオスな世界観のドラマが始まるとのめり込める予感がしなかったが、2話を観て少しずつ癖になる変な中毒性を感じるようになってきている。
物語は今のところ至ってシンプル。
この枠お決まりの考察させようとする伏線を少しずつ張りつつ、本筋は1話完結型で今実際に起こってる様々なタイムリーでイメージしやすい不祥事を題材に、ミスパンダがかき回してすっきり解決→成敗していくというものである。
善悪がこれでもかというくらいに明確にわかれているスタンスであるから、物語自体も物凄くわかりやすく、ドラマファンじゃない人も一定巻き込むことを念頭に置いた作りになってるような感じがする。
だからこそドラマファンにとっては、取ってつけたような設定と捻りのない展開、さらにカオスに話がどんどん飛んでいく感じに辟易としている方も多い感じがする。
3年A組もかなり賛否両論あったけど、ドラマ好きは低評価、普段あまり見なさそうな人からは高評価の傾向があったように思う。
この枠の製作陣がやりたいことは、普段作品に触れない人を巻き込んで、現代の社会問題を派手に訴えていき、それらについて考えさせることなのではと思い始めてきた。
それが少し空回りしてる感もあるが、3年A組はそう考えると、個人的にはわりと好きな作品だったのである。
あな番、ニッポンノワールは…って感じだったが。
本作も今のところはそこまでって感じだが、それでも妙な中毒性はある。
それははどこから来ているのかについて少し考えてみた。
1.意味深な音楽
劇中で流れる何かが起きそうな音楽が頭から離れない。笑
ボーッとしてたら頭で脳内再生ずっとされるし、店でたまにその音楽流れてたりするとそっちに気がいってしまう。
2.横浜流星の雰囲気と表情
何を考えているかわからない、でもなぜか引き込まれる絶妙な雰囲気と表情を纏っていて、ストーリーがめちゃくちゃでもなぜか見入ってしまう。
3.飛び飛びになるストーリー
これに善悪を明確にして進めていく脚本が、逆に功を奏してるのかもしれない。
タイムリーな時事問題でイメージができる題材ということで、深く考えさせずにとりあえず話を展開させることで、それに振り回されてたらいつのまにか入り込んでるみたいな感じ?
これが必ずしも原因か、はたまた中毒性すら思い過ごしなのかはわからんけど、考えてみた結果こうなった。
多分一番は音楽な気がしてる。笑
清野菜名と横浜流星が揃っているので、やはり本筋のアクションはもっと欲しいなというのと、裏で進む物語に何か爆発的なおもしろみがあればなーと。
清野菜名の二重人格設定、横浜流星の魅力、横浜流星と白石聖が恋人という抜群センスは加点。
清野菜名と横浜流星のパンダ、飼育員さんとしてのタッグも合ってていい!
あとは何回もうるさくて申し訳ないけど、アクション増し増しでお願いしますっ!