待ってましたの第一話。
スカイブルーとペールグリーンで彩られた長谷川光秀は、透明感と青臭さと小賢しさを匂わせつつ、でも芯のある心地よい暑苦しさがキチンと醸されてて今後に期待大。
キャストを聞いて え〜⁉︎って思ってた本木道三は、豪胆さと損得算段に細かいケチ臭さを無理なく同居させていて、思ったよりもハマってた。プロトタイプなワッハッハッハの笑い方とか、多少鼻白むとこもあるけどまずは一安心。
なんだかキャプテン臭の漂う吉田御大と大塚明夫氏が双子過ぎて混乱したことを除けば、御母堂・石川さゆりが全然フツーに良い俳優さんだったり、村人岡村が気張らずフツーに村人してたり、総じてキャスト陣の演技については納得感アリ。鉄砲に喜ぶキャワタン光秀に長谷川博己の新しい一面を見たし、麦駒ちゃんのコーンと抜けるような快活さはキモチの良いアクセントでした。
敢えて言うなら海老蔵さんのナレーションの軽さが今ひとつ物足りなかったかな〜。帰蝶さんの登場場面には家族一同「頑張れ!」の拍手👏が起こりました😇
物語的に一番新鮮だったのはモブの描き方。お武家さんたちのヤットウだけでなく、野盗の襲来、焼き討ち、人買い、そしてなんたって延暦寺の描き方を通して、そこに生きてる民衆のヤラレ感不条理感が前面に押し出されてて、なるほどそう来るのねという感じ。
光秀が麒麟の世を目指すに至る、その下地をどう積み上げていくのかは今回の大河のキモになると思うので、ソコはメッチャ注目していきたいところ。
ところどころ、間のモッタリ感が気になる場面もあったけど、冒頭戦闘シーンのカラフルさから一転、オープニングのドッシーーンとした重厚さ=音楽、字幕フォント、炎の中を駆ける人馬…には、なんやこれ黒澤映画か⁉︎はたまたグラディエイターか⁉︎とトリハダがたちました。近来稀に見る「大河やるで!」感100%!🤣🤣🤣
画面の美しさとかドローン撮影のクオリティ…いわゆる技術的な部分もちゃんとドラマのスケール感にプラスになってて、えねっちけえの気概を感じましたよね😑✨
とりま毎週楽しみに見れそうな期待大の滑り出しで、大河ファンとしては嬉しい限りの第一話でしたっ😊💓