4.5
出演者 5.0
ストーリー 4.0
演技 5.0
映像 5.0
おっさんずラブ-in the sky- 第8話
おっさんずラブインザスカイ、最終話の評価は4。
ストーリーが、もう少し緩やかであって欲しかった。そこで描く内容が多ければ、違う印象でラストシーンを見られたかな、ということで。
ラストは驚愕の一言だった。
春田が武蔵に告白する、というシチュエーションがこの世に存在すると思ってもいなかったからだと思う。
イメージ的に、春田はついさっきまで成瀬にぞっこんだったではないか、という感じであったけれど、それは二人のイルミや公園のシーンが印象的過ぎたからで、観返したら春田の心情の変化は、1話からの流れの中で、視線や表情や態度で少しずつ示されていた。
8話は、成瀬も四宮も春田も各々がいちばんナチュラルで、魅力的だった。だから、そこでとった行動も、役者が人物と一体になって自然に表現されていたと思う。
それは自然な笑いや涙に繋がって、8話は皆が安定して面白かった。
インザスカイは、田中圭も繰り返し言っていた通り、監督も役者もパワーアップしていた。そのお陰で力が入り過ぎてチグハグに思えたとこもあったけど、スポンサーの縛りが強かったことを考えると許容範囲内だった。
分かりやすい恋愛感情ではない、重層的な人を想う気持ちがテーマだったこの作品は、すぐに受け入れてもらうには難しいところもあると思う。
天空不動産編のように繰り返し観てもらうことで、伝わることも深まるだろう。
インザスカイ、なんだかんだと面白かった
この作品を作ってくれて良かった。
春田と武蔵に、次にどんな目的地に連れてってもらえるか、楽しみにしている。