4.0
出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
同期のサクラ 第10話
両親を失ったことがきっかけで、故郷の離島に橋をかけることを夢見て花村建設に入社した忖度できない主人公サクラと同期たちの10年間を描いたこのドラマは、遊川和彦さん脚本の「過保護のカホコ」制作チームが再集結した、今期ドラマの中でも注目していた作品。
最終回では黒川が社長に就任、花村建設は外資と合併することになり、すみれがリストラ候補となる。すみれのリストラを止めたいサクラだが、黒川に「リストラはサクラの提案がきっかけ、すみれの代わりのリストラ候補を決めろ」と命じられ、自ら退職願を出す。
「私には夢があります」
サクラが第1話から言い続けてきたセリフ。
「ふるさとの島に橋を架けること」は叶うことはなかったけれど、叶えることのできた夢が「一生信じ合える仲間をつくること」
縁あって再就職が決まったサクラと、そのサクラの投げかけた言葉一つひとつが土台を作り、それぞれの夢へと歩き出そうとする同期たちの歩く先に広がる未来が想像できた最終回。
一緒に働く仲間の存在がどれほど重要かが感じられたし、そばにいる仲間を大切に、明日もがんばろうと思える前向きなラストに感動!
なにより高畑充希さんの目から伝わる演技力がすごい!細かな表情の見せ方などサクラが乗り移っていたし、他の人にはできないハマり役だったと思う。
台詞が明確で声に芯があって、回を追うごとにこんな柔らかい表情になるまで成長したサクラを演じた高畑充希さんは“いいです、ひじょーに、いい!”としか言いようがない。