いいドラマなだけにすごく勿体ないドラマだとも思いました。
1年1話という時間枠の中でじいちゃんが亡くなる7話まで丁寧に作られていました。

自分を奮い立たせたい時は私には夢があります！辛い時にはじいちゃんのコロッケが食べてぇ。お決まりのフレーズ、じいちゃんが送られてくるfax音ですら心地よい。

サクラが病んでしまった時から同期達が理想のサクラを押し付けて頑張れ、頑張れ！と追い討ちを掛けている場面の数々は目を覆いたくもなりました。そこには私には想像しきれない今までの関係性があったはず。自分の苦しい時に救ってくれたサクラが壊れてる。自分達を救ってくれたサクラと同じように励ますしか出来ない同期達。だけどサクラを救える方法はじいちゃんのfaxしかなかった。その過程を丁寧に描いてくれていたらと思うと残念です。辛いシーンの印象が強すぎてその間救いがないのが遊川さんなのですが。

しかしさすがそれぞれ主役もこなす役者さん達、主要キャストの皆さんの10年間を1年ずつ成長した姿を見た目以上に見せてくれたことは頭が下がりました。

同期だけでなく年上のすみれさんの存在。同期とサクラを客観的見て最適なフォローをしてくれるポジションでサクラもお母さんを重ねてしまう人材、6話を見た後最高の図式になったと感じました。

ただ黒川さんのサクラ贔屓が家庭の事情だったことに関しては残念の一言です。

ハッピーエンドになるか、バッドエンドになるか最後の最後まで分からない所もさすが遊川さんだとも思いました。

じゃ、またいつか✋最後のセリフ、過保護のカホコの様にスペシャルドラマもあるのでは？と期待してますがどうかな？