4.5
出演者 4.5
ストーリー 4.5
演技 4.0
映像 4.5
左ききのエレン 第4話
「サラリーマンやれよ」
神回。まず副題からしてよすぎる。
クリエイターであることを忘れていた敏腕営業の流川とサラリーマンであることを認識しきれてない新卒光一の邂逅。
光一は相変わらず自分よがりの節があり、そこから抜け出せていないように感じる。
そこに流川の「サラリーマンやれよ」が刺さる。
アーティストになれずに企業のクリエイターとして働く以上、自分よがりなアウトプットだけでは生きていくことができない(選ばれない)。
それがサラリーマン、はたまた凡才の性である。
流川は決して投げやりだったのではなく、やりきった先の姿としてのそれだった。
クリエイターとして生きていくことを夢見て奮闘していたがそれは叶わなかった。
そこにクリエイターとして熱く切り込んでいく光一の厚かましさが流川の心を動かした。
必ずしも0か100の世界じゃない。
少しでも自分にしかできないことを入れられる要素はないか、そのために奮闘してクライアントの要望に応えて結果を残すことこそが仕事の醍醐味なのであるという2人が出会ったからこそ行き着いた確かなる一つの答え。
これぞクリエイターと営業マンが交わるからこそ生まれる一人では行き着くことができない境地。
チームだからこそできることである。
ラストのエンディング曲が流れて、チーム全員が並んでプレゼンに向かっていく姿はまじで鳥肌ものだった。エモすぎた。熱すぎた。
自分だけが輝くのでなく、誰かを支える人生もある。
自らが目立つことを第一に考える光一に新たな視点が徐々についてきてる。
毎回泣けるよ、このドラマ!
吉村界人いい役もらったなー。流川いい!