照子の夫・敏春の提案する事業拡大として新設された「商品企画室」とその面々が登場。
陶器会社で企画開発をしていたという藤永一徹。真面目そうだけどややカタブツ感もある。
建築系の研究や開発をしていた津山秋安。自己紹介を伸ばしてお調子者の印象を残す。
美術大学で学生に陶芸を教えていたという十代田八郎。
食堂では普通に挨拶していたが、絵付係では動揺している。
彼の思うところに、何かがある描写。
食堂での八重子さん・緑さんとのシーンが良い!
若い男性が来て「きみちゃん誰かええ人おらんの〜?」という、色めき立つ会話。
誰かとの仲を取り持ちたいおばちゃん心になる視聴者を...
照子の夫・敏春の提案する事業拡大として新設された「商品企画室」とその面々が登場。
陶器会社で企画開発をしていたという藤永一徹。真面目そうだけどややカタブツ感もある。
建築系の研究や開発をしていた津山秋安。自己紹介を伸ばしてお調子者の印象を残す。
美術大学で学生に陶芸を教えていたという十代田八郎。
食堂では普通に挨拶していたが、絵付係では動揺している。
彼の思うところに、何かがある描写。
食堂での八重子さん・緑さんとのシーンが良い!
若い男性が来て「きみちゃん誰かええ人おらんの〜?」という、色めき立つ会話。
誰かとの仲を取り持ちたいおばちゃん心になる視聴者を代弁してくれる。
八重子さんの気持ち、めっちゃわかる。
同じく食堂に火まつりの仕事で来ていた信作。
そこに十代田が登場。
「友達になってもらい」と先ほどの八重子さんのように二人の仲を取り持とうとする喜美子。些細な演出も妙。
干支を聞いて年上だとわかると途端に敬語になり、続かない会話。見つめあうと素直におしゃべりできない。J-POPかな?
しかし二人の相性は良さそう。
今後の二人の友情に良き発展があって欲しいと願い、またしてもおばちゃん心になる私。
信作とは違い、信楽焼の「素朴」さで盛り上がる、信楽焼のように「素朴」な十代田と喜美子。
お茶を率先して入れて片付ける、肩のほつれ直しが異常なまでに不器用。彼の「素朴」さを引き立てる演出もまた小粋。
社長に世代交代しなはれと言う妻の和歌子。
「ホンマ腹立つ」上から物を言われるのが嫌いな社長。まあそうなりますよね。
照子は、そんな父に真正面から訴える。
「僕はどうせお兄さんの代わりだ」と言った敏春の気持ちも、兄の代わりのように見てしまう父の気持ちも否定せず、照子は真摯に向き合う。
そんな照子の気持ちに応える父。
こんなやりとりの中に、安易に言葉だけで物申すのではなく、言葉の奥にある相手の気持ちを受け止めて話すことの重要性を教えてくれる。
だから私はこのドラマが好きだ。
食堂で年配者の人員整理を心配する陶工たちの会話、
はじめて父親をおんぶした話をする信作、
敏春を兄の代わりにするのはやめようと社長である父に懇願する照子。
そして、自分のデザインが使われることになったことを知る喜美子。
何気ない会話にも見えるこのすべてが「世代交代」に繋がる全体の構成。
ここまでくるともはや感動さえしてしまう。
BK(NHK大阪放送局)の朝ドラノウハウをこれでもかと活かしたスカーレットチームの手腕に惚れる。こんなん毎朝見せられて、惚れないわけないやん。
冒頭のフカチームによる初物のスイカを食べるシーンも、たった数秒だけど印象的。
「東向いてわろて食え(ワッハッハ)」
リズミカルでダイナミック。フカ先生、やっぱりええな〜。
それと、敏春さんがやっぱええよぉ。京都のええとこのぼっちゃん感と有能感。シュッとしててパリッとスーツを着こなして、新入社員をじょうずにフォロー。惚れてまうやろ〜!照子の気持ちめっちゃわかるぞ。ええ旦那さんもろて良かったなぁ、と私の中にまた八重子さんが芽生えるのでした。