二時間ドラマとして放送された「駐在刑事4」で
登場した捜査二課理事官の緒方綾乃は、自分の妹を
取調中に死なせてしまった江波巡査を恨んでいた。
そんな緒方が江波が所属する奥多摩署に異動、しかも
署長としていうから驚きである。また、連れてきた娘の
ひかりちゃんは、緒方署長の実の娘ではなく江波が死なせて
しまった緒方の妹の実の娘で、緒方が養女として引き取った
という事にも驚いた。緒方本人、「江波に復讐する為」と言って
当初は江波に恨み言を言いながら江波だけでなく他の署員とも
距離を置き、ひかりちゃんも緒方をはじめととした大人達を
どこかで信用出来ないでいた。そんな緒方親子が水根の人達の
温かさに触れ合ったお陰で江波を徐々に赦せるようになり、
最終回では、距離を置かれていた署員全員が一丸となって、
緒方親子を助けようとする姿には感動するものがありました。
緒方署長はひかりちゃんを助ける為とはいえ、大曾根さんに
発砲して江波巡査の腕を撃ってしまった事も残念だけど、
その大曽根さんが一連の事件の黒幕、平成最後のフィクサー
だったというのも本当に残念、それ以上に大曾根さんが
自らの命を断ってしまった事がもっと残念です。