今話は振り返りが多くて若干間延びした印象がありました。
新たな登場人物が増えたため、その方にこれまでの経緯を説明する必要はでてくるんですが視聴者は知っていることになる訳ですから意味のある振り返り以外はテンポを悪くするので極力ストーリーを前に進めてほしいなと思いました。
そんな中でも光っていたのが佃製作所の元経理部長でお父さんの農業を継ぐことを決断した（第4話）殿村を演じた立川談春さん！！
壊れかけのトラクターを馬鹿にし、佃社長のことを修理のおっさん呼ばわりし、農業法人を断ったことに対して嫌味ツラミを言いにきた農林協の若者にガツンと叱り飛ばしてくれました。
「うちのお客様を馬鹿にするな！」という趣旨のセリフだったんですが、
「失礼なやつめ、帰れ！」ではなく、「“うちのお客を馬鹿にするのは許さない”」という怒りの理由がかっこいい。もう惚れます。
倒れてしまったお父さんの田んぼを途絶えさせたくないという想いで農業に転身した殿村ですが、殿村家の美味しいお米を待ってくれているお客様のために作っているんだという、当たり前だけれど忘れてしまいがちな本質をいつも心に仕事をしているからこそでてくる言葉だと思います。もうすっかり農家です。
佃製作所でもその働きぶりで窮地を何度も救ってきた殿さんですが農家になっても見習いたいところばかりだなと感銘を受けたシーンでした。
その場にいた佃も同じようにパワーをもらって新事業に参入する決意を固めます。7話からはいよいよ無人トラクターの開発対決がスタートするようですが、ギアゴーストといい帝国重工といい悪巧みしている連中が蠢いていて次回も難問が降りかかってきそうですが、佃製作所の夢が叶う瞬間をみたい！！これからも視聴を続けます！！