気になる役者さんが出ていたので見ていたドラマ『サバイバル・ウェディング』。
婚活の話だから、焦ったり、ぎすぎすしたりするのかな〜と思っていたのですが、実際に見たら予測とは正反対でした。
明るい登場人物と、テンポの良い展開に、土曜の夜が毎週楽しみになりました。
『サバイバル・ウェディング』の良さは、嫌な人や悪い人がいないことだと思います。
主人公の黒木さやか（波瑠）は婚約者の石橋和也（風間俊介）にこっぴどく裏切られた後も、仕事と婚活に励む前向き女子なんです。
さやかが再就職したファッション雑誌「riz（リズ）」編集部のメンバーも明るく親切な人たちで、少しもめることがあってもひとつの雑誌を作りあげるために協力します。
仕事終わりにはみんなでバーにくり出して楽しく飲んだり、仕事や私生活の話をざっくばらんにしたり。
たま〜に編集長の宇佐美博人（伊勢谷友介）がさやかに対して嫌味を言ったり、身勝手な発言をしたりするのですが、仕事に対しては一生懸命だし、お酒が呑めないなど強がっているわりに弱点の多い人で、憎めなくなってしまいます。
唯一、さやかに対してひどい言動をとるのは元・婚約者の和也なのですが、話が進むにつれて彼にもいろいろと事情があったことがわかります。
さやかが仕事を通じて出会った取引先の営業・柏木祐一（吉沢亮）は王子と呼ばれるほどの超イケメンなのですが、自分をめぐってさやかと栗原美里（奈緒）が目の前で争っていることにまったく気がつかないというおそるべき天然ぶりを見せつけてくれます。
物語の中ではシリアスな場面やピンチになることも何度もあるのですが、主人公をはじめ登場人物たちの明るさや前向きさで、安心して見ていられるドラマでした。
とっても面白かったです。